人間同様、犬も便秘または便秘気味になります。

人間には便秘に効くツボといのがありますが、犬にも便秘に有効なツボはあるのでしょうか?

便秘の際には、水分を沢山とったほうがいいのでしょうか?

今回は犬の便秘について有効なツボや水分の取り方についてご紹介していきたいと思います。

犬の便秘に効果のあるツボは?

人間と同じように、犬も病気やケガなどに対しての自然治癒力をもっています。
また、人間と同じように体中に「ツボ」、そして「ツボを結んだ経絡」があります。

便秘に効果のあるツボは、「大腸兪」と「小腸兪」と呼ばれている背中にあるツボと、お腹付近にある「中脘」「天枢」「関元」というツボがあります。

背中のツボは、一番後ろの肋骨から数えて4つ目の背骨の左右にある大腸兪と、骨盤の一番前に位置する背骨の左右にある小腸兪で、左右から押しながらやさしく揉んで刺激していきます。

お腹にあるツボは、お腹の真ん中あたりに毛の薄いところがあるのですが、そこが犬のへそになり、触ると少し盛り上がっています。

中脘は胸椎とへその中間にあり、天枢はへそから左右1~1.5センチのところ、関元はおへそから犬の指4本分下にあります。

へそを中心にして、これら3つのツボを通るように手のひらでお腹を時計回りにゆっくり優しくなでます。

ツボを探さなければと難しく思わずに日頃のスキンシップのように優しくマッサージするような感覚で大丈夫です。

2日経っても便秘の状態が続くようであれば病院でみてもらいましょう。

犬が便秘だと判断するのは何日ぐらいたってから?

通常の健康状態であれば子犬だと1日に3回、成犬でも1日は2回ほど便をします。

フードによっては一日の回数がもう少し多い場合や、やや柔らかい便もあれば硬めの便など多少の違いはありますが、日頃の愛犬の便の回数と状態を把握していることが何より大切なことです。

いずれにしても、2日間ほど便が出ていなければ、便秘と言っていいでしょう。

ペットホテルを利用すると慣れない環境と極度の緊張やストレスで排泄しないことがありますが、2日目にはだいたい我慢できずに大量にします。

トイレをする仕草をしているのに、排便していない場合には肛門のあたりを一度確認してみましょう。

被毛を長くしている犬などは、時折便が肛門付近の被毛についたままになっているのを飼い主が知らずにいることで、被毛と便がくっついてしまい肛門をふさいでしまっていたということもわりと多くあります。

プードルやマルチーズ、シーズー、ヨーキーなど被毛の伸びてくる犬種にみられるトラブルです。

肛門周りの毛は短めにカットしてもらうようにしましょう。

ストレスや食生活で改善できる部分もありますが、2日間便が出ていなく様子がおかしければ病院で診てもらうようにしましょう。

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犬が便秘になっているときの水分はどれぐらい飲ませればいい?

犬が便秘または少量で硬いコロコロうんちなどの便秘気味の場合には水分をしっかりとっているかまずは確認をしましょう。

水分不足による便秘もよくあることです。

水は常に新鮮なものをたっぷり用意するようにします。

水があまり減っていないとついついそのままにしてしまいがちですが、夏場に限らず長時間置いた水は衛生面でもよくなく、愛犬も古い水だと飲まないということもありますのでよく観察しましょう。

ペットが一日に必要とする水分量はいろいろな考え方や計算方法があります。

獣医師会発行の資料によると

犬で体重(㎏)の0.75乗×132(ml)というのがによる計算式になります。
もっと簡単に目安として犬猫共に 体重(㎏)×30+70(ml)という計算式になります。

しかし、これは「一日に必要な量」であって「一日に飲む水の量」ではありません。

一日に水として飲む量は食べ物の分を引くためにもっと少なく、またその日の天候やフードの種類によっても大きく変化してきます。

大体の目安として、水として飲む量は犬で40~60ml/㎏の範囲が正常であるといわれていますが、個体差があるので普段の飲む量を大体把握しておくことが一番大切です。

犬は喉の渇きがある時のみ水を飲むため、犬の飲水療法はとても難しいです。

なかなか飲まない場合には、いつものドライフードに少しの水を足してあげても良いでしょう。
ウェットフードは水分量が多いため、ウェットフードを与えてみるのもひとつの方法です。

まとめ

犬の便秘の原因はいくつか考えられますがまずは日頃から愛犬の便や水分摂取量はしっかりと把握しておくことが大切です。

なんとなく愛犬が便秘気味かなと感じたら便秘に有効なツボをマッサージしてみて、水分補給ができているか様子を観察し、改善がみられなければ、かかりつけ医に診てもらうようにしましょう。

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