最近は犬用のスリングもたくさん出ていますよね。

愛犬とのちょっとした外出に何かと使い勝手のいいスリングですが、今回は犬のスリングを使用するときに気を付けなければならないことや、愛犬を連れて遠出をしたいとき、ドッグスリングは電車や自転車でも使えるのかなどをご紹介していきたいと思います。

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犬のスリングの入れ方で気を付けることは?

犬をスリングに入れる時やまだ慣れていない場合には、いきなり入れようとするとスリングに恐怖心を抱いたり、ちょっとしたことで飛び出したりしてくるので大変危険です。

スリングに入れる場合には、まずは飼い主が座った状態から慣らすことをおススメします。

犬は慣れないケージやキャリーケースでもそうですが、「入れられる」感覚に緊張や不安を感じてしまうため、飼い主が立ったまま底の安定しない「袋」にいきなり入れられることはなかなか受け入れられることではありません。

どれだけ自然な形でスリングに入れるかが安全に使えるかにおいても大切なことです。

まずはスリングを装着した状態で座り、間口を広げておきます。

愛犬をいつものように抱っこして膝の上にお座りさせた時点でスリングに入っている状態にします。

立ち上がる時には宙ずりにならないようにスリングの底をしっかりもって安定させた状態で支えながら立ち、リラックスしはじめてから少しずつ手を放していきます。

もし嫌がる場合には、家の匂いのついた厚手のタオルを底に引いて「スリング=家の匂い=安心」と覚えてもらうことを意識しましょう。

スリングには飛び出しフックがついているものがあるので、フックを利用して飛び出ないようにします。

前かがみになるときは犬が落ちないように手で支えることも忘れないようにしましょう。

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犬をスリングに入れて電車に乗れる?

現時点で、電車に犬が乗る場合には、「手回り品=物」として扱われます。

JR西日本では、小犬、猫、鳩またはこれらに類する小動物(猛獣やへびの類を除く)で、手回り品として認められるものは、長さ70センチ以内で、縦・横・高さの合計が90センチ程度のケースにいれたもので、ケースと動物を合わせた重さが10キロ以内になります。

ただしドッグスリングはケースとみなされないためたとえ写真が貼ってあって、全身が入っていてもダメだということでした。

ケース(ゲージ)に入った状態なら手回り品料金として1個につき280円です。
乗車になる駅の改札口などで荷物を見せて、普通手回り品きっぷを購入します。

JR東日本においては、JR西日本同様の条件で犬を乗車させることはできます。

ドッグスリングはダメとはっきり明記はされていませんがスリングを利用して電車移動したい場合にはしっかり確認する必要があります。

東京メトロでは長さ70センチメートル以内、最小の立方形の長さ・幅・高さの和が90センチメートル程度となる容器で容器に入れた重さが10キログラム以内であれば無料とされていますが、スリングについては明記されていないため確認が必要です。

スリングは、場所によっては蓋つきで顔が出ず、事前連絡であれば認められるところもあればスリング自体認められないところもあります。

スリングで電車移動したい場合には、手回り品は鉄道会社によって料金が有料なのか無料なのかなどルールが異なるため都度確認するようにしましょう。

犬をスリングに入れたまま自転車に乗っても大丈夫?

小型犬であればスリングに入れて走ることも可能ですがスリングは斜め掛けなので重みが体の片側に偏ります。

自転車で移動する際のスリングの位置は、ペダルを漕いでも太ももにあたりにくい高めの位置に装着することが大切です。

走行中に犬が動いている間に肩ひもの部分が細くなって肩にくいこむようなスリングではなく、しっかりとした幅があるもので、密着性のあるスリングがより安全です。

自転車で走行中には、工事現場の音や子供の大きな声などに突然パニックになりスリングから出ようとすることもあるかもしれません。

スリングで自転車移動するときには、不意にバランスが崩れてもすぐに体勢を立て直せるよう、ゆっくりとした無理のないペースで走行し、ハンドルがグラつかないように気を付け、落下防止のためリードもしくは首輪がスリングの飛び出しフックに必ず固定するようにします。

蓋つきタイプのスリングも自転車で移動する際には便利なスリングなので、飛び出しフックだけでは不安というときには、蓋つきものを選ぶようにしましょう。

まとめ

犬用スリングは飼い主との密着が強い分、キャリーケースが苦手な子も安心して入ることができるアイテムでもあります。

電車移動をする場合には、スリングで愛犬を連れていくことが可能かどうかまずは最寄り駅に聞くように、自転車の場合には、まずはトレーニングして慣らしてから転倒には十分気を付けて乗るようにしましょう。

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