犬の体を撫でているときにイボができていると大丈夫かな?ただのイボかな?と気になると思います。

イボと言ってもその形や色、大きさも様々でイボと思って安心していたら悪性のガンだったということも考えられます。

今回は犬のイボについてかさぶたがある場合、取ったりはがしていいのか、黒いかさぶたのは何かの病気なのかということなどをご紹介していきたいと思います。

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犬のイボのかさぶたは取ってもいいの?

犬のイボにかさぶたがついている場合には無理に取ってはいけません。

爪で引っ掻いて取ったり、無理にかさぶたを剥がそうとすると出血の原因にもなります。

出血したところを犬が気にして舐めたり、噛んだりすると余計に悪化し炎症を起こすこともあるのでかさぶたは自然に取れない限り取らなくてもいいでしょう。

シャンプーや自然に過ごしている状態で取れる場合にはとくに問題ありません。

犬にイボがありかさぶたもある場合には、その場所を日頃からチェックして大きくなっていないか、他の場所に同じようなものが出来ていないかなどを確認するようにしてください。

一般的なイボは、脂肪腫と皮膚乳頭種と呼ばれるものですが、それ以外にもイボだと思っていたものが悪性のガンだったということも十分にありえることです。

いくつかの皮膚の腫瘍は、手で触るとコリコリとしたしこりを感じます。

表面がただれていたり、こぶのようなものができていたりすることがあり、それらをイボと勘違いすることもあるので安易な判断は危険です。

イボは、大きくなったり形や数に変化があると、必ず病院を受診するように言われるものなので、注意深く観察しておくようにしましょう。

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犬のかさぶたが黒 のは大丈夫なの?

犬のかさぶたが黒い場合に考えられる病気はいくつかあります。

皮膚疾患では、膿皮症、マラセチア皮膚炎などか考えられます。

皮膚病でない場合には、脂肪腫なども考えられます。

いずれにしても黒のかさぶたで考えられる病気は1つではないため、かさぶたができている場合にはまずは動物病院で診てもらうことが先決です。

<考えられる病気>

膿皮症・・・
最初は皮膚の表面に赤い発疹が見える程度ですが徐々に広がりやがて中心が真っ黒になります。
かゆみが強く体をかくため激しい脱毛が起きます。進行すると皮膚が膿み、悪臭や痛み、発熱が見られることもあります。

マラセチア皮膚炎・・・
脂漏症体質の犬に起こりやすい皮膚炎で皮膚が重なる脇の下やまた指の間なのに赤みを帯びます。
かゆみも出るので犬は患部を舐めたり引っ掻いたりします。
状態が長く続くと 皮膚が黒くなり色素沈着し皮膚の表面が厚く ボコボコに硬くなります。

肥満細胞腫・・・
主に赤く腫れたようなしこりとして現れます。
他にも表面の皮膚組織が壊死したり筋肉の塊のように見えたりと病巣の形状は様々で大きくなったり小さくなったりもします。
グレードにより悪性度が高くなるので注意が必要です。

上記以外にも、黒いかさぶたができる場合もあるので必ず病院で診てもらうようにしましょう。

犬のかさぶたをはがすのはいいの?

犬のかさぶたは自然に剥がれたり、シャンプーをして取れる分には問題ないですが無理に取ることはしないようにしてください。

かさぶたの範囲が広がってきている場合には、かさぶたの中が膿んでいる状態や炎症をまだ起こしているなどの可能性も考えられます。

かさぶたは、外からの菌を守るため、皮膚の内側から新しい皮膚再生させるための働きをしています。

それを無理に剥がすと、出血を伴ったり犬が気にして舐めたり皮膚を噛んだりすることもあります。

また他に感染する恐れがある場合もあるので、かさぶたは必ずそのままにしておき、病院で診てもらうようにしてください。

まとめ

今回は犬のイボとかさぶたについてご紹介しました。

イボについたかさぶたや黒いかさぶたは無理にとってはいけません。

イボができている場合には、単純に老化によるイボであれば問題ありませんが中には悪性のガンだったということもあります。

見た目で判断しにくい皮膚のできものは、病院でも細胞を取って調べていくものなのでご家庭でも日頃のチェックは欠かさず行い、異変があればすぐに診てもらうようにするのが良いでしょう。

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