7~8才を超えてくるとペットにも何かと老化現象が出てきます。
毛の艶など表面的なものもあれば、認知症など脳に関わる症状も出てくるかもしれません。
今回は、特に犬の認知症に注目して一緒に検証していきます。
家族の一員である愛犬を介護する飼い主さんは、根気のいる立派な仕事を果たしておられます。
犬の認知症を緩和する方法・夜泣きや無駄吠えを抑えるアイデアなどを載せていますので、ぜひ参考にしてください。
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犬が認知症になって夜泣きしだしたらどうすればいい?
正しくは「認知機能不全症候群」と言われる認知症。
年齢と共に動きが鈍くなったり、寝てばかりいるという症状はよく聞きますが、認知症による異常行動も起こり得る症状です。
一般的に、大型犬の場合は8才以降、小型犬の場合は10才以降から始まる老化と共に犬にこのような症状が出たら注意が必要です。
・グルグル回る
同じ場所で伏し目がちにグルグル回り、止めない症状が出る。
・失禁・トイレ以外で排泄する
寝床やトイレ以外の場所で失禁してしまう。
外に行ってもすぐに室内に帰ってくる。
・何もないのに無駄吠えや夜中徘徊をする
日中の睡眠時間が増える。
夜中に動き回る。
・攻撃的になる
何もない場所をジッと見続ける。
よく知っている人への認識が低下し吠えたり噛みついたりする。
・異常に甘えるなどいつもと様子が違う
では、どのように対処したら良いのでしょうか?
ここでは、無駄吠えと失禁などの現象にどのように対処する事が出来るのか考えていきます。
犬が認知症でところかまわず吠えるのを何とかしたい!
認知症で吠えるのを防ぐ事はとても大変です。
でも多くの場合は、犬自身がどうしてよいのか分かっていないので、叱らないようにしてあげましょう。
もしかしたら以下のような要求があるからかもしれません。
①具合が悪い・お腹が空いた・喉が渇いた
これらの場合は、エサを与えてみたり、マッサージをして様子を見ましょう。
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何よりも飼い主さんの優しい言葉が犬の気持ちを和らげてくれます。
時間が取られますが、しばらくさすってあげてみてください。
②食べたい気持ちが抑えられない
食べるという欲求よりも、遊ぶという意欲に持って行ってあげましょう。
おやつをおもちゃの中に入れてしばらく遊んでから食べられるようにする工夫が出来ますか?
もしくは、おもちゃで遊んであげられる時は相手をしてあげましょう。
③寂しい気持ちを和らげる
飼い主さんの優しさに飢えて無駄吠えしているのかもしれません。
安心して夜眠れるように寝床の配置を変えたり、お気に入りのおもちゃをそばに置いてあげると寂しさを紛らわせる事が出来るかもしれません。
犬の認知症の対策は何をどうすればいい?
認知症を完治する事は出来ませんが、進行を遅らせる事や犬が生活しやすいように工夫する事は出来ます。
ここでは、いくつかのアイディアをあげています。
■刺激を与える
脳を活性化させるためには、脳にいつも刺激を与える事です。
・散歩のルートを変えてみる
・昼間に寝ないように人との接触を図る
・新しいおもちゃを与える
■抗酸化物質を含んだものを与える
・緑黄色野菜やリンゴなど
・犬用のサプリメントや医師の推奨するドッグフード
■オムツの使用やお気に入りの場所のトイレシーツの利用
失禁の場合には失敗しても怒らない事が肝心です。
それでもイライラしないようにこれらを活用する事は知恵の道です。
■食欲や水分量のチェック
満腹中枢が働かず食べ続ける犬もいるようです。
食事の量はシッカリとチェックしてあげましょう。
■徘徊や噛みつきを防ぐ
寝ている時や食べている時など突然に触れたり近付き過ぎないように注意します。
特に小さい子供は気を付けてあげなければなりません。
まとめ
認知症は脳の病気ですから獣医さんに相談して最善の方法を取ってあげましょう。
また、仕事の都合などどうしても家に犬だけが一人でいる事が多い場合は、老犬ホームなども利用して、脳を最大限活性化させる対処方法もあります。
出来れば、スキンシップをたくさん取って、愛情をもって接する事が出来れば犬にとって何よりも家にいる事が幸せでしょう。
介護する側の良いバランスと助け合いで大切なペットを長生きさせてあげてください。
お大事に!
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