犬が生理中のときにはシャンプーはしてもいいのでしょうか?

もし生理後なら、いつからシャンプーは可能なのでしょうか?

犬の生理は、人とは違い出血がなくなったから終わりというわけではありません。

犬の発情や偽妊娠についても取り上げながら、犬の生理中のシャンプーについての注意点やサロンに頼む場合、またはサロンで断られる理由についてご紹介していきたいと思います。

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犬の生理中にシャンプーしてもいい?

犬の生理中にシャンプーしてもいいかは、結論から言うと体調が悪くなければ大丈夫です。

生理中は、出血が伴うため犬自身も自分で舐めって清潔にしようとしますが、臭いが気になったり陰部周りは汚れやすくなるので生理中にシャンプーをするのは清潔さを保つうえでも悪いことではありません。

汚れたままにしておくとばい菌が入ってしまい、その後に子宮蓄膿症になってしまうことも可能性としてなくはありません。

子宮蓄膿症の原因となる細菌の大部分は大腸菌で、肛門周囲にある菌が膣を経由して子宮に入って感染します。

犬がシャンプーをするのは、基本的に自宅かサロンのどちらかになると思います。

自宅でする場合には、体調が特に悪そうじゃなくても軽めのシャンプーで済ませておくようにしましょう。

サロンでシャンプーをお願いする際には生理中ということを必ず伝えるようにしてトリミングではなくグルーミングコースだけにし、できるだけ体の負担がないようなメニューにして清潔さを保つようにしましょう。

受け入れ可能なところや、不可なサロンもあるため必ず確認するようにしてください。

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犬の生理後のシャンプーはいつから?

基本的に犬の生理後のシャンプーは、とくに妊娠の兆候などがない場合には体調が悪くなければシャンプーをしても構いません。

注意したいのは、偽妊娠の症状がでる場合の犬のシャンプーです。

犬の生理は「出血が終わったから終わり」というわけではなく、出血がなくなってから発情期に入り、またその後の発情休止期は妊娠期間であるため、犬によっては妊娠していないにもかかわらず、偽妊娠の症状が出る犬もいます。

偽妊娠の症状としては乳腺が発達して乳汁を分泌したり、部屋の薄暗い所で巣作り行動をとったり、攻撃的な行動をみせることがあります。

この場合には精神的にも不安定になっているため、この症状が落ち着くまでシャンプーは控えた方が良いでしょう。

陰部周りは出血の量によっては汚れやすくなるので、自宅でシャンプーする際には陰部周りだけ軽くシャンプーをして清潔を保つようにしておきましょう。

サロンに連れて行く場合には、必ず「生理が終わったところです」という生理経過は伝えるようにしてください。

犬が生理の時に美容院に行ってはいけない理由は?

犬が生理の時に美容院によっては断るサロンもあるかと思います。

例えばフリースペースで犬を自由に放すことを基本にしている美容院では、生理中や生理終わりだったとしても発情期の犬を受け入れるのは大変危険です。

他にも美容院は必ず都度消毒を基本的にはしていますが、高齢に近いメス犬では免疫力も落ちているため生理中に体調が悪くなることも考えられます。

また生理中の犬が来店するとオス犬が反応することもあるため、カット中に興奮したり、雌犬ばかりを気にしてしまい手が付けられなくなることもあります。

それが何かしらの怪我やトラブルの原因になる恐れもあるので、美容院によっては生理中のシャンプー来店を断ることもあるかと思います。

自分の犬だけでなく他の犬にも影響があることを考えると、愛犬の体調と相談しながら配慮して美容院予約することも時には必要です。

大体の美容室では生理中でも受け入れるか、想定できる問題などを伝えて了承したうえでシャンプーをしてくれるので、まずは確認してみるようにしましょう。

生理は何か月もかかるわけではないので、シャンプーは自宅で軽めにして気になる箇所だけ単品メニューでやってもらったり色々相談してみると良いでしょう。

まとめ

今回は犬の生理中のシャンプーということでシャンプーはそもそも生理中にしていいのか、シャンプーを自宅とサロンでする場合の注意点、サロンで断られる理由について、犬の発情期のしくみを取り上げながらご紹介しました。

生理中はどうしても汚れやすくなるので清潔を保つことはとても大切なことです。

その際には、愛犬の様子を見ながら自宅で軽めにシャンプーするかサロンに頼む場合には必ず生理経過を伝えてから予約するようにしましょう。

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