犬のトリミングで難しい部分は顔と足の裏かもしれません。
我が家にも小型犬がいますが、足の裏はバリカンを当てたことがなく、いつもトリマーさんのお世話になっています。
しかし、足の裏にある毛はフロアーで滑る元となってかなり危険度が高い事で知られています。
今回は、自宅でも安全にトリム出来る方法とコツを検証していきます。
ぜひ参考にしてください。
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犬のバリカンのやり方は?
バリカンを使ったことがある人は分かると思いますが、バリカンは安全性が高く、毛の長さを変えられるアタッチメントが付いています。
バリカンのスイッチを入れた状態で手のひらに当ててみるとペットにバリカンがどのように当たるかを実感出来ます。
アタッチメントの先が軽く当たる程度でカットしていきましょう。
また、人間用のバリカンとの違いは以下のようなものがあります。
・きれいに刈れない
・刃のサイズが人間用と比べて小さい
・バリカンの音が小さい
・犬の種類や大きさ・部位に合わせてアタッチメントを変更出来る
・人間用のものは皮膚の軟らかいペットの毛や皮膚を傷つけるリスクが高い
このようなデメリットはあります。
これらがクリア出来れば、使う事は出来ますが決しておすすめはしません。
トリミングに行く事を思えば安く済みますから、専用のものを使ってあげましょう。
犬にバリカンするとき足裏はどうやるの?
足の裏など肉球が突き出ている部分はやはり慎重になりますが、アタッチメントを調整してカットしましょう。
注意しておく点は次のような事があります。
①ボディや顔が先
慣れないうちは最初から足の毛をカットすると警戒してしまう恐れがあります。
半ばか最後に持っていきましょう。
②バリカンを縦に持たない
肉球にバリカンを垂直に充てると柔かい肉球や水掻きの部分を傷つけてしまう恐れがあります。
スプーンを持つようにして、毛をかき出すようにカットしましょう。
③犬の足を高くしない
足の裏が見えづらいかもしれませんが足は後ろに蹴り上げる程度の角度でカットします。
高く上げ過ぎたり、横にツイストしてしまうと関節炎を起こす危険があります。
④指を使ってカットしやすくする
支えている方の手の指を使って肉球が反るような形で固定出来るとカットがしやすくなります。
⑤ミニチュアダックスなど腰が強くない犬の種類の場合
あまり長時間3本足の状態で足の裏をカットすると腰に負担が掛かってしまいます。
日にちを替えて行うか、上向きでもジッとしている場合は楽な姿勢でカットしてあげましょう。
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犬がバリカンで怪我することはないの?
慣れていない場合は特に部分的に少しずつカットするなど、慎重に行っていきましょう。
バリカンは縦にすると刃が直接皮膚に当たって傷つける場合があります。
特に、足の裏など地面に近い部分は傷が化膿しやすくなります。
注意してカットしなければなりません。
トリマー(プロ)でもバリカンに慣れていない、動き回るなどの理由でペットに怪我させてしまう場合が多く、トラブルの原因になっているようです。
注意する事を以下にあげておきます。
■二人で行う
支える方の人はお腹の下に腕を入れて、足の付け根と体をシッカリ固定してあげましょう。
肉球まわりの毛は足の裏を反らせるように持ってバリカンですくうようにカットしましょう。
■ハサミを使う
慣れていない場合や、バリカンが怖い場合には先の尖っていないハサミで丁寧に切っていきましょう。
コームで毛をかき出したら、ハサミでコームからはみ出ている部分をカットするといった方法で行えます。
■間違って皮膚を傷つけてしまった場合
足の裏であれば受診して消毒する事をおすすめします。
皮膚がカミソリ負けして赤くなっている場合や出血している場合は様子を見て受診しましょう。
まとめ
最後になりましたが、トリミングはペットがリラックスしている時に時間をかけて行いましょう。
急いでカットしてもそれなりのカットしか出来ないかもしれません。
子供のヘアカットと同じく虎刈りになってしまっても写真に残す事がない限り、またそのうちに良い長さに伸びてくれます。
失敗しても、次回きっとリベンジ出来ると信じて、挑戦してみましょう。
健闘を祈っています!
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