仔猫のうちはそれほどでもなかった口臭。

成長して、臭いが気になってきたという飼い主さんも多いかもしれません。

口臭の原因は口腔以外にも原因が多くあります。

原因を知った上で、対策していく事は有効な手段かもしれません。

口臭の原因と心配な病気について一緒に見ていきましょう。

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猫の口臭が生臭いのはなんで?

猫の口はエサの臭いがして当然です。

それでも、臭いがいつもよりキツイと感じた時には、お口を観察してあげましょう。

とはいえ、臭いにも色々な物がありますね。

気を付けたい臭いは、以下のようないつもと完全に違う臭いの場合です。

■生臭い
口腔内に病気を抱えている場合が考えられます。

・口内炎
・歯肉炎
・歯周病
・歯石の蓄積

口の中をよくチェックして、グラグラしている歯がないか・歯茎が腫れていないか・舌の色が変わっていないかなどを確かめましょう。

■異臭

内臓系(特に腎臓や肝臓)などに疾患がある場合に、口臭がきつくなる場合があります

特に、糖尿病・腎不全など大きな病気が潜んでいる場合も考えられます。

原因は、血液検査などを通して明確に出来ますから、出来るだけ早めに受診してチェックしましょう。

■ウンチの様な臭い

腸閉塞や腸の疾患が原因で排泄物がたまり口臭として臭いが出る場合があります。

普段の排便など、健康チェックが必要かもしれません。

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猫の口臭い時の対策は?

特に、口腔内や健康に異常が見られず一時的に口臭が気になると思った場合には、以下のような点を注意してあげましょう。

①歯磨き

猫の歯磨きは歯周病や口内炎予防のためにもとても大切です。

獣医さんに歯磨きの仕方を伺って定期的に磨いてあげましょう。

特に、水分が足りていない場合やウェットフードは唾液を抑えるため、エサが歯のくぼみにたまって、歯石や臭いの原因になっている場合があります。

シッカリと取り除いてあげましょう。

②プレーンヨーグルト

胃腸の働きが悪くて口臭やおならの臭いが悪くなっている場合があります。

積極的に無糖のヨーグルトを与えて、腸の中からきれいに改善してあげましょう。

一過性の口臭はヨーグルトの効果でかなり改善されます

③口臭ケアスプレー

簡単にお口にスプレーするだけで口臭・歯石・口内炎の予防が出来ると言われている優れものです。

動物病院でもおすすの「薬用リデンタ」など、口臭を改善するアイテムを使ってみる事も出来ます。

猫の口臭がひどいときに考えられる病気は?

口臭が気になる時に考えられる病気について見ていきましょう。

治療方法も併せて見ていきます。

■猫風邪

口臭と共によだれやくしゃみなど風邪症状が見られたら様子を見て、獣医さんに診てもらいましょう。

治療には、抗生物質の使用や点滴・注射など程度に応じて処置がされます。

■腎臓病

排出されるべき毒素や老廃物が正しく排出されない事が原因で、腎臓が機能しなくなる病気です。

血液検査や尿検査で早期発見・治療が出来る病気です。

療法食や症状を抑える治療が中心です。

■肝臓病

口臭の原因が肝臓の病気から来ている場合もあります。

肝臓の機能が悪くなる原因としては以下のようなものがあります。

・ウィルス感染

・毒物(殺虫剤や農薬など)を誤飲

・エサが合わない(太ってきた・食べたがらない)

肝臓病は症状が現れた時には進行がかなり進んでいるとも言われています。

普段の様子や、猫ちゃんに合ったエサ選びが必要です。

治療は、食餌療法がメインになります。

栄養価が高い・脂質を控えたエサを少しずつ与えなければなりません。

まとめ

猫ちゃんの口臭が原因する、いろいろな病気を知る事が出来るのですね。

私たちの生活と同じく、猫も食事や運動など毎日必要なものが満たされないと病気になってしまいます。

ストレスを感じて具合が悪くなってしまう猫もいますから、愛情を込めて優しく世話してあげましょう。

猫ちゃんが元気なら、あなたも元気であるはず。

お大事にしてくださいね。

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