猫のお尻辺りが臭うと思う事があるかもしれません。
実は、犬も猫も肛門腺に臭いの元の分泌物がたまりやすく、これがたまり過ぎて病気になる可能性もあるのです。
今回は、猫の肛門辺りの臭いが気になった時にチェックしておきたいポイントをまとめてみました。
原因と対処方法を知って、元気で臭くない猫ちゃんとのエンジョイライフを楽しんでください。
さっそく見ていきましょう。
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猫が臭い汁を出すのは何?
猫の肛門辺りが臭うタイミングごとに見ていきましょう。
■じゃれている時
猫は、甘えている時や興奮している時に肛門腺から、分泌物を放射する事があります。
これは、自然な事でどうしても臭いが耐えられない場合には、頻繁に分泌物を絞り出すしかありません。
特に室内で飼っている猫ちゃんは外で噴出する機会が少ないため、飼い主さんが定期的に絞り出してあげる必要があります。
■発情期
特にオスの猫ちゃんが発情期を迎える時にスプレーなど自分の臭いを縄張りに振りまいたり、マーキングをする行為を見せます。
室内でこれをされると臭いが充満してしまうので、発情期を迎えたら気を紛らわせるために外に出す・おもちゃを使う・去勢手術をするなどの対処方法を考える必要があります。
■常に
肛門嚢炎(こうもんのうえん)になっているかもしれません。
猫がお尻を気にしていたり、食欲減少など他の症状がないかをチェックしましょう。
酷くなる前に早く治療して治してあげる必要があります。
猫の肛門のあたりが臭いのは何故?
肛門腺の分泌物は猫に限らず、スカンク・犬など多くの動物に同じように見られます。
これは、自分の縄張りを主張して、威嚇・感情を表している自然な本能です。
ペットとして飼われる事で、生活も人間主体になり特に、臭いの原因は出来るだけ取り除かれなければなりません。
ですから、飼い主として猫ちゃんの臭いの世話をしてあげるのは当然と言えます。
それでは、実際どうすれば良いのかを見ていきましょう。
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①肛門を中心に左右にある肛門腺を指圧して、分泌物を出してあげましょう。
出てきた分泌物に毒性はないので、ティッシュペーパーで丁寧にふき取りましょう。
②ストレスをためないように定期的に遊んであげる、または外に連れて行ってあげましょう。
猫が外に行っても安全な環境を作ってあげるようにしましょう。
③ベッドやトイレ周りをいつもきれいにしてあげましょう。
特に、排泄と同時に肛門腺からの分泌が出る場合が多いため、消臭は必須です。
④年齢に応じた消化の良いエサを与えるようにしましょう。
肥満に注意してあげましょう。
猫の臭いがすごくある時は病気かもしれない?
では、猫の臭いが気になる時に心配な病気について見ていきましょう。
■肛門辺りが臭う
・肛門腺炎
肛門腺が分泌物でいっぱいになり、酷い場合には破裂してしまう病気です。
猫が元気がないなどの、気になる他の症状が見られる事が一般的です。
出来るだけ早く受診して、治療をしてあげましょう。
・スタッドテイル
シッポの皮脂に細菌が付いて臭いの原因を作ります。
シッポがベタベタしていたらこれが原因かもしれません。
治療には抗生物質の使用などが必要になります。
■お尻以外からも臭う
・口内炎や歯肉炎
口臭が気になる場合には、歯肉炎など歯茎が腫れていないかチェックしましょう。
口内炎は早めの治療が必要です。
また、内臓が悪くて口臭が気になる場合もあるので、観察してあげましょう。
・ボディからの臭いが気になる
皮膚病になっていないかどうかをチェックしましょう。
また、猫は汚れたトイレでオシッコをしたがりません。
そうすると、トイレ以外の場所で排泄する癖がついてしまいます。
定期的にトイレの砂を替えてあげる事も大事です。
まとめ
私たちの体と同じく、臭いは皮膚病や内臓疾患と幅広い原因があります。
猫は元々きれい好きで、エレガントな動物ですから病気や肛門腺炎など私たちが気になる前にすでに自分の臭いには気が付いているはずです。
元気がないのはそれが原因しているかもしれません。
ですから、猫ちゃんの行動が気になる時には、よく観察してあげて異常がないかどうかをよく見てあげましょう。
お大事にしてくださいね!
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