愛犬と遊んでいてボディにプクリとイボが出来ている事に気が付くかもしれません。
これは、腫瘍と呼ばれ多くの場合、良性で心配が要りませんが、気を付けなければならない悪性腫瘍もあります。
イボの形や、色から症状を判断する事が出来るのでしょうか?
今回のテーマはワンちゃんの気になるイボの話です。
ぜひ参考に読んでください。
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犬にできたイボがピンクの時はどんな症状なの?
イボの種類から症状を診ていきましょう。
①ピンクや赤色のイボ
脱毛してプクっと膨らむイボで数日でも大きさが変わらず、痛がる様子がないようであれば良性のものと考えられます。
原因は「イヌパピローマウィルス」という細菌で、特に免疫力の弱い仔犬や老犬に発症しやすいとされています。
出来る場所は、ワンちゃんの全身の至る場所ですが、特に顔やお腹など皮膚の弱い場所に出やすいようです。
②白や黄色のイボ
赤みはなくても上記のように大きさが変わらず、痛がる様子がないのであれば、良性である場合が多くあります。
特に処置はありませんが、定期的にチェックして変化に気を付けてあげましょう。
③紫や黒いイボ
黒っぽい色の場合は要注意です。
イボが大きくなって来たり、コリコリしていたら悪性の腫瘍である場合があります。
早めに受診して処置を尋ねましょう。
また、最初は良性の腫瘍でもワンちゃんが掻いたり舐めたりするうちに悪化してしまうケースもあります。
イボを見付けたら日々の観測と正しい判断が必要になってきますね!
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犬のイボがカリフラワーみたいなときは良性なの?
では、ワンちゃんに出来たイボをその形から判断してみましょう。
①丸っぽい形やカリフラワーのような形
通常1センチ未満の赤みを帯びたこのタイプのイボであれば、良性のものと考えて心配要りません。
ただ、メラノーマ(悪性の腫瘍)でも無色の物もあるようですから、ワンちゃんが元気がない・急に痩せてきただんだんイボが大きくなってきたなどの症状が見られた時には直ぐに受診しましょう。
②目の周りに数ミリのイボが出来た場合
目の上やまぶたに赤いイボのような膨らみがあるととても気になりますね。
多くの場合、良性のものであまり心配は要らないようですが、マイボーム腺腫やチェリーアイといった目の病気に掛かっている場合もあります。
その場合には、外科手術も必要になりますから放置せずに、一度受診して診てもらう事をおすすめします。
上記の点から自然に治っていくものかどうかを判断出来るのは、毎日の確認が大きく左右すると言えます。
ただ、イボが掻き過ぎて潰れてしまっている場合や、ジュクジュクしているものは感染(人にも感染すると言われています)の恐れもありますから、接触は気を付けて他のペットとの距離を置くようにしましょう。
犬のイボの治療の仕方は?家でもできる?
最後に腫瘍の治療について見ていきましょう。
■自然治癒
良性で心配のなさそうなイボの場合には自宅で療養する事が出来ます。
ワンちゃんが快適に過ごせる事が回復に最も効果的でしょう。
イボは消えてなくなるタイプや、ポロリと取れて治るタイプがあります。
患部の消毒を心掛けるようにしておくと、再発を抑える事が出来るかもしれません。
■外科手術
摘出手術は一部または全身麻酔を行って処置する場合があるようです。
良性でも悪性でも転移するケースは多いため、手術が何度も施されないように普段の生活改善が求められてきます。
■薬物・化学療法
抗がん剤治療で、手術をするよりワンちゃんや飼い主さんに負担が掛からない治療です。
脱毛などの副作用が見られるケースが多くあります。
■放射線治療
ガン細胞を放射線で治療していく方法で、コストが掛かるというデメリットがあります。
■マッサージや代替治療
ワンちゃんの免疫力を高めて体の中から改善していく方法です。
腫瘍の原因がドッグフードの添加物にも関わっている事を考えると、ワンちゃんの食生活の見直しなども必要です。
まとめ
イボが出来ても、良性のものであれば慌てて病院に通わなくても大丈夫です。
特に、7~8歳を過ぎたワンちゃんは体力や免疫力の低下から体に不調が出やすくなってきます。
散歩の途中に他の犬から感染したり、弱っていた体の中から症状が出る場合もあります。
そのくらいの年齢に近付いたら、年に1~2回血液検査をする事も出来るでしょう。
あなたの大切なペットの健康にお役に立つ事が出来れば嬉しいです。
お大事にしてくださいね。
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