犬の去勢に関しては賛否両論があります。

我が家のメス小型犬はちょうど6か月を過ぎた頃に去勢をさせる事にしました。

以前に飼っていたオスの大型犬は一生去勢をせずに生きました。

どちらが正しく、間違っているのかは判断出来ないかもしれません。これらは飼い主の決める事です。

ですから、今回の記事は去勢をすすめるものではありませんが、参考に読んでくださいね。

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犬の去勢に適した時期は?

去勢をすると決定した場合、最善の去勢の時期としては以下のようになっています。

■オス犬

・生後6か月以降~1年以内

・足をあげてオシッコをし始めた頃(マーキング)

■メス犬

・生後6か月~8か月頃

・生理が始まる前や無発情期(早い子で生後4か月~)犬の生理は年に2回、1週間から10日ほど出血や頻尿などの症状が出ます。

犬の種類や年齢によってはタイミングが異なる場合もありますので、獣医さんに相談してみる事が出来ます。

手術は全身麻酔で行われます。

そのため半日から一晩入院させたいと願う飼い主さんが多くいます。

費用的には15,000~30,000円ほど掛かります。

手術自体は20分ほどで終わると言われています。

去勢のメリットとしては以下のようなものがあります。

・不必要な繁殖を防ぐ。

・気性の荒い犬は大人しくなる

・生殖器の病気のリスクが減る。

・オス犬のマーキングなど、犬の困った行動が減る。

・本能的に異性を追いかけるなど、問題行動が減る。

犬の去勢をしないとどうなる?

時期を逃したり、考えてもみなかった場合など去勢をしなかった場合にはどうなるのかと言いますと、多くの場合何も変わりはありません。

ただ、問題が起きてしまった後に、「去勢しておけばよかった」と後悔する事になります。

特にメス犬は、発情時期にオス犬に対して寛大になってしまうので臭いを嗅ぎつけたオス犬は迷わず交配してしまうかもしれません。

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この時、2か月経って何匹も子犬が産まれたらいったいどうすれば良いか、悩みの原因になる事も考えられます。

オス犬の場合であっても、人様の犬を妊娠させてしまったからには責任がありますから、慰謝料を払う・仔犬を引き取るなど対処する必要があるでしょう。

我が家の大型犬は、発情期が始まってから散歩で繋がずに走り回る事は一度もありませんでした。

これは、飼い主の責任から仕方のない事です。

しかし他にも去勢をしないリスクはあるようです。

・子宮蓄膿症
・乳腺腫瘍
・膀胱炎や前立腺肥大

など。

犬の去勢するときのリスクは?

去勢手術は短時間で比較的簡単に行われていると一般的に言われていても、知っておきたいリスクはあります。

ここでは、手術のデメリットをおさえておきます。

獣医さんの説明と合わせて参考にしてください。

①全身麻酔に耐えられず死亡する。
小型犬や老犬、アレルギーであれば麻酔が引き金となって死亡するケースもあります。

麻酔にはリスクがある事を覚えておきましょう。

②手術後はエリザベスカラーを着けるため、飲食には慣れるまでしばらく手伝いが必要です。

③太りやすくなる。

多くの飼い主さんが食事調整などエサを調整する必要があります。

低カロリーで穀物フリーのエサに替える事が出来るかもしれません。

④繁殖が一生出来なくなる。

生殖機能が止められるため、繁殖は後で考えが変わっても出来なくなります。

⑤性格が変わる事もある。

ホルモンのバランスが崩れるため、性格が変わる・体形が変わる・オスであれば男らしさが減るなどの変化が出る場合もあります。

まとめ

去勢に関する理解が少しでも深まったでしょうか?

飼い主さんの決定が犬とあなたにとって最善の道である事を願っています。

最後に、犬でも人と同じく大切な命ですから、飼う事に決めたらその将来の家族の事も考えもしも無理であれば、去勢する事は可哀想な事ではない事を覚えておいてください。

無責任に去勢をせず生まれてきた罪のない仔犬たちを含めて保険所で、平均して1日に400匹もの犬が処分されている事を聞くと心がとても痛みます。

あなたのペットが、長く幸せにあなたと暮らせますように。

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