犬を飼っている飼い主さん。

愛犬の目に白い膜があったり赤くなっていたり、はたまた白い膜が飛び出ているところを見たことありますか?

これはなんだ?とびっくりされた方もいるかと思いますが、これは病気なのでしょうか。

不安になられた方も多いと思いますが、このような犬の目の状態について、今回はお話を進めてまいりましょう。

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犬の目から白い膜みたいなものが出てるのは何?

早速、犬の目の白い膜についてご説明してまいりましょう。

犬のまぶたの裏には、第三眼瞼 (だいさんがんけん)もしくは瞬膜 (しゅんまく)と呼ばれる白っぽい透明な膜が存在しています

ここでは、この膜のことを瞬膜と呼びましょう。

この瞬膜には、目の保護と、目の全体に涙を行き渡らせる役割があり、通常の状態であれば、開眼している間は目尻の方へ入り込んでいるため、見えることはありません。

まれに開眼したまま寝てしまう犬もいますが、このときはまぶたの内側の方に瞬膜が見えると思います。

他には、睡眠中に手で目を開かせたときも瞬膜を見ることができるでしょう。

このような状態のときは、特に目の異常はありませんので、心配しすぎる必要はありませんよ。

しかし、日中起きて行動しているときも瞬膜が飛び出ている状態のときや赤い膜におおわれているときは、何かしら炎症が起きている可能性が考えられます。

そちらについて、見ていきましょう。

犬 の目 が赤い膜でおおわれているけど大丈夫?

犬の目が、瞬膜のような白っぽい膜ではなく、赤い膜でおおわれているときはどのような状態なんでしょうか。

これは、チェリーアイという病気で、瞬膜にある瞬膜腺が赤く腫れて炎症を起こしている状態なんです。

詳しい原因は不明となっていますが、一般的には遺伝が原因とされています。

先天的なもので、チェリーアイにかかりやすいとされている犬種もいて、例えばパグやフレンチブルドッグなどの短頭種から、トイプードルやビーグルなどもなりやすいと言われています。

また、アレルギー、ケンカ、事故など、外傷的な問題も一つの原因として考えられています。

チェリーアイの他の症状としては、目をよくこするしぐさをしたり涙が頻繁に出るようになったり、まばたきが多くなり目ヤニも出やすく、充血した状態が続くことが見られています。

目をよくこすることによって、結膜炎や角膜炎まで併発してしまうこともあり、注意が必要ですね。

こういうときは動物病院へ行くようにしましょう。

点眼や内服薬、瞬膜腺を元に戻すなど、適切な治療をしてもらいましょう。

何度も再発する場合は、外科的治療、いわゆる手術をする方法もあります。

手術適応なんだけど、手術が困難な場合、例えば高齢などの理由で手術ができないときは、エリザベスカラーを装着し目をこすらないようにする方法もあります。

犬の目の様子を見て、獣医さんとよく相談しましょう。

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犬の瞬膜のなりやすい病気 は?

チェリーアイの他に、瞬膜が飛び出る病気はあるのでしょうか。

瞬膜が飛び出てしまうのは、まず第一に体調不調に陥っているということが述べられます。

体調不良によって免疫力が低下することで瞬膜が飛び出ることが多いようです。

体調不良の主な症状としては、熱発、下痢、嘔吐などがあり、体調が改善されれば瞬膜も元に戻るでしょう。

次に、神経の異常の可能性も考えられると言われています。

神経と言ってもさまざまな神経がありますが、例えば交感神経の損傷によって瞳孔が縮小したりまぶたが下がったりするホルネル症候群などの神経障害から、瞬膜が飛び出た状態のまま元の位置に戻らないことがあると言われています。

神経の異常に関しては、瞬膜が飛び出る以外に症状が現れますので、よく観察して適切な治療を行っていく必要がありますね。

最後に、片目だけ瞬膜が飛び出ているときは、結膜炎や角膜に傷を負っているとき、また目にゴミが入ったりして痛みが強いときになることが多いようです。

痛みを取り除けば元に戻るので、動物病院で診察してもらいましょう。

まとめ

いかがでしたか?

目から白い膜が出ていたら、誰でもびっくりしますよね^^;

でも、通常であれば見えないものですし、もし起きているときに飛び出しているときは、調子が悪いんだなという目安として捉えて大丈夫だと思います。

そして、きちんと病院で診察してもらうようにしましょう。

目の症状は視力に直接影響します。

早めの処置ができるようにしましょうね。

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