愛犬がトイレを失敗してしまったとき、皆さんはどう対処されていますか?

しつけのために怒ったりする方もいると思いますが、本当に叱るべきなのでしょうか。

そこで今回は、愛犬がトイレを失敗したとき、私たち飼い主がとるべき態度や対応などについてお話を進めてまいりましょう。

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犬がトイレを失敗したときの対応は?

トイレの失敗の原因として、しつけ不足や老衰・病気・怪我、恐怖心、過度な興奮、マーキング、トイレが気に食わないなどが考えられていますが、どのような原因で失敗したとしても、決してやってはいけないことがあります。

一つ目に、叱ること。

犬は失敗したことに対してではなく、「おしっこしたことに対して怒られた」と解釈してしまい、排泄行為は怒られるのでしてはいけないんだと覚えてしまうからです。

それでも排泄は生理現象ですから、飼い主に隠れておしっこをして失敗が多くなったり、うんちを食べてしまうおそれも。

したがって、失敗すると叱りがちかもしれませんが、叱ることはやめてあげてくださいね。

二つ目に、大声を出すこと。

失敗したあと、「あ~あ!」などと大声で嘆いたりすると、犬は「おしっこをすると飼い主に構ってもらえるんだ」と勘違いしてしまいます。

そう、今度は、排泄行為は飼い主が反応してくれるので犬にとってはご褒美であると間違って覚えてしまうのですね。

わざとトイレを失敗することも増える可能性があるので、大声も控えましょう。

最後に三つ目、失敗した場所に犬の鼻を押し付けること。

昔からトレーニング法として、トイレの失敗に対してはその場所に鼻を押し付ければいいといった情報がありましたが、これは間違った情報であると現在では言われています。

犬の生理的な行動の一つに、おしっこやうんちに鼻を近付けて嗅ぐという行為があります。

よって、しつけだと思って押し付けてもあまり意味がないんですね。

しかも無理矢理押し付けると誰だって嫌ですよね。

犬との信頼関係が崩れてしまうことも。

これら三つの行為はやめておきましょう。

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決して叱らず、大声で嘆かず、鼻を押し付けたりもせずに、犬の見ていない隙に、キレイに処理してください。

においが残ってしまうと、そこがトイレだと思い、続けて失敗したところに排泄してしまうので、必ず消臭スプレーなどでにおいは消してあげてくださいね。

犬がトイレしたときにはみ出す時の対処法は?

おしっこシートを利用しているおうちでは、やっぱりシートの真ん中でおしっこしてもらいたいもの。

シートではおしっこするけど、シートの端なのではみ出てしまう・・・とお悩みのご家庭も多いのでは?

このときの対処として、先程説明したように、大声で嘆いたり怒ったりするのは控えてくださいね。

そして、シートの真ん中でおしっこができるよう、少しトレーニングをしましょう。

方法としては二つ、真ん中におしっこができたときだけおやつをあげることと、真ん中にターゲットを絞れるよう工夫をすることです。

シートからはみ出したときやシートの端におしっこをしたときはおやつを与えず、真ん中にできたときだけおやつをあげます。

与えるおやつは、いつもあげているものとは違う特別なものにしましょう。

また、ターゲットを絞るためには、シートから犬の身体がはみ出さないようにしなければなりません。

おすすめのやり方としては、おしっこシートの周りを柵などで囲んだトイレを作る方法です。

時間はかかってしまうかもしれませんが、根気強く寄り添ってあげましょう。

犬がトイレするときに足上げるから飛び散っちゃって困っちゃう。

足を上げておしっこをする犬の場合、おしっこが飛び散って苦労した経験はありませんか?

このときはどうすればいいのでしょうか。

まず、トイレを大きいサイズのものに変更しましょう。

サイズに余裕があると、飛び散ったとしてもトイレの中に収まるので、処理も楽ですね。

次に、トイレの周りやトイレを置いた壁側もトイレシートで覆っておきましょう。

L字型の柵を用意し、そこにトイレシートを貼り付けておくこともおすすめですよ。

最後に、ペットボトルなどにトイレシートを巻き、トイレの中に設置しましょう。

こういった目標物を設置することで、それに向けて足を上げておしっこをするので、飛び散るのを防げますよ。

まとめ

いかがでしたか?

犬のトイレは毎日のことなのでとても大切な行為です。

たとえ失敗したとしても怒らずにしっかり対応してあげましょう。

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