人間を含め、ペットの犬も健康のバロメーターになっている排泄行為ですが、もし血尿が出ていた場合、とても不安になりますよね。

何か病気が潜んでいる可能性も考えられるので、すぐに病院へ連れて行った方がいいのか悩む飼い主さんもいるでしょう。

そこで気になるのが、病院へ行くときにしておいた方がいいことや治療費。

今回は血尿が出たときのことについてお話してまいりましょう。

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犬が血尿する病気はどんなものがあるの?

一番疑問で不安に思うのが、一体どんな病気にかかっているおそれがあるのかということですよね。

考えられる病気として多く挙げられるのが、膀胱炎や膀胱結石、尿道結石、前立腺肥大、尿路感染症、膀胱がんです。

何らかの腎臓疾患が引き金となって、血尿が出ている場合も考えられます。

特に膀胱がんの場合、初期のころでも気付きにくく、血尿が出たときに気付いて病院に行くもすでに手遅れの状態であったというパターンもよく見られているようです。

5、6歳からは病気にかかりやすくもなりますので、定期的に尿検査を受けたりして、病気が早期に発見できるよう、そして早く治療に取り組めるような環境にしてあげたいですね。

また、中毒や感染症にかかったため血尿が出たという場合もあります。

犬が食べると危険な食べ物、例えばタマネギやチョコレート、植物や薬品などを食べてしまうと、中毒を起こしてしまい血尿が出てしまうと言われています。

感染症では、フィラリア急性症やバベシア症などに感染すると血尿が出ると言われています。

そのままにしておくと死に至ることもありますので、中毒も感染症も早急な治療が必要であると言えますね。

血尿が出ていて、元気がない、食欲がない、血便や嘔吐も伴うなどの症状も併発している場合は、中毒や感染症の可能性も考えられますので、すぐに病院へ行くようにしてください。

中毒や感染症は、飼い主さん次第で予防することが可能です。

身体に害があるものを食べないような環境づくりや感染症にかからないようワクチン接種を行うなど、犬のためにしてあげてくださいね。

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犬が血尿して病院に連れて行くときにしておいた方がいいことは?

犬の血尿を発見して病院へ行くとき、何かしておいた方がいいことはあるのでしょうか。

まず、犬の様子をよく観察しておきましょう。

血尿の色、量、回数を把握しておき、犬の様子、例えば元気があるかないか、おなかは痛そうでないかなど、確認しておきましょう。

必要であればメモを取っておきましょう。

できれば尿を病院に持っていけるように準備してください。

次に、動物病院へ連れて行ってあげてください。

勝手な自己判断で放置してしまうと、命に関わる場合があります。

血尿にはいろんな原因が考えられていて、私たちが見てもどの病気かどうか判断するのは難しいところです。

きちんと獣医さんに判断してもらって、適切な治療を受けるようにしましょう。

犬の血尿の時に検査をすると治療費はいくらぐらい?

では、病院へ行ったときに行う検査や治療費はどのくらいかかるのでしょうか。

血尿の際に必要な検査は3つ、尿検査とエコー検査と血液検査です。

尿検査は、血尿の直接的な原因を見つけるために行い、1,000円~2,000円で施行してくれます。

主に尿のPHや潜血を調べたり、結石や結晶があるかどうかを顕微鏡を使って確認したりします。

エコー検査は、膀胱がどのような状態であるかを確認するために行い、3,000円~5,000円で施行してくれます。

炎症がどこで起きているのか、結石や結晶がどれほど残存しているのかを確認することができます。

血液検査は、一般的な血球の数値だけでなく、炎症、腎臓などの数値もチェックすることができます。

さまざまな検査項目を確認することができますが、どの項目をチェックするかはそのときの犬の状態によって違います。

また、検査項目によっても費用が変わってくるので、だいたい10,000円はかかると思っておいた方がいいでしょう。

まとめ

いかがでしたか?

犬のおしっこのチェックを日頃から行っておくなど、日々のケアや確認が大切となります。

何か様子が変だなと感じるときは、動物病院に相談へ行きましょうね。

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