妊娠してこれから出産というときに、産まれてきた赤ちゃんと出産前から飼っている愛犬を一緒に同居させても大丈夫なのかなと疑問に思ったり、周りに言われて不安になることも少なからずあると思います。

今回は、赤ちゃんが犬に接触できるのはいつからなのか、赤ちゃんが犬アレルギーにならないために気を付けることなどをご紹介していきたいと思います。

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赤ちゃんは犬の接触はいつからOK?

結論から言うと、赤ちゃんと犬の接触は具体的にいつから大丈夫というようなはっきりとした決まりはありません。

しかし生後間もないうちは、赤ちゃんと犬が直接触れ合う機会は、はじめのうちは制限した方が良いでしょう。

理由は2つあり、まず1つは、犬に新しい家族がきたということを少しずつ認識させるためです。

赤ちゃんの泣き声や匂いというのは、犬にとっても初体験なので、中にはびっくりして吠えるようになったり、怖くて反対に噛もうとする犬もいるからです。

赤ちゃんの存在を犬に認識させることは、その後の赤ちゃんとの関係においてとても重要です。

犬と同じ空間に赤ちゃんがいるような場合には、赤ちゃんは、犬が届かないところで見守るようにしましょう。

もう1つの理由は、赤ちゃんの動物アレルギーの反応をみるためです。

犬には毛が抜ける犬種もいれば、飼育環境によってあまり清潔にされていない状態の犬ももしかたらいるかもしれません。

赤ちゃんが犬と同じ空間にいることで、咳き込んだりしていないか、痒みがでていないかなど様子をみる機会を設けるようにしましょう。

1か月健診や3か月健診などを目安に、犬が赤ちゃんに慣れてきて、赤ちゃんの犬に対する反応に問題がなければ、少しずつ触れる機会があっても大丈夫です。

その際には必ず大人が見守るようにしましょう。

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赤ちゃんが犬アレルギーにならないためには?

 

犬アレルギーかどうかは一緒に暮らしてみないと分からないことですが、動物のアレルギーの原因として最も起こしやすいペットは猫で、次いで犬と言われています。

犬の毛やフケからとても細かい粒子のアレルゲンが分離されますが、犬が毛づくろいをしたり、はしゃいで動くことによって、そのアレルゲンが空中に舞い、数時間空気中に浮遊している状態になります。

動物アレルギーの症状は、2時間以内に起こる即時型反応とそれ以降の反応があります。

即時反応には、目や皮膚のかゆみ、くしゃみ、鼻水、咳などがあげられます。

動物の毛やフケを吸い込むことで症状が出ることがあるので、アレルギーが気になる場合には犬と赤ちゃんの日頃の生活空間は分けるようにし、犬の食器やベッドなどはこまめに掃除して片付けるなど手の届かないところに置いておくようにしましょう。

家の中の家具やカーテンなども常に掃除をしておけば、付着したアレルゲンが飛散する量を軽減させることができます。

また、犬の手入れは毎日しっかり行い、定期的にシャンプーをして常に清潔に保つことも大切です。

アレルギーを発症させる原因のアレルゲンをできるだけ除去することが大切なので犬の衛生管理と犬がいる環境の衛生管理は必須になります。

赤ちゃんに症状が出ているようでれば一度医師に相談し時期をみて、血液検査をしてみると良いでしょう。

赤ちゃんと犬が同居するときに気を付けることは?

犬が赤ちゃんにもたらす影響は、動物アレルギーなどのネガティブなことだけでは決してなく、家族の一員として今後赤ちゃんの良き仲間として側にいてくれたり、癒しの存在としてポジティブに働くことの方が多いと思います。

ですが、とくに赤ちゃんと犬が初めて同居するときには、例え家族間で、犬と赤ちゃんの同居を良しとしていても、義理のご両親など1つ屋根の下で暮らしていない家族や周りは、犬と赤ちゃんが同じ空間にいることを心配する声も少なくないでしょう。

赤ちゃんが生まれて間もないうちには、まずはお互いに「慣れる時間」をつくっていくことがとても大切です。

「いきなり接触させない」、「居住スペースを一度分ける」、「犬の生活環境を清潔に保つ」
ことは、これからの同居生活をどちらも幸せに送ってもらうためにも、最初に気を付けなければならないことです。

妊娠した早い段階から赤ちゃんが家に来ることを想定したトレーニング(新しい居住スペースを作って慣れさせること)も愛犬に少しずつさせておくと、いざ同居したときに愛犬をいきなり寂しい想いにさせることはないので準備できることは愛犬や赤ちゃんのためにもしておいてあげましょう。

まとめ

元々飼っている愛犬も新しく生まれてきた赤ちゃんもみんなが家族として楽しく幸せに暮らせるように、準備できることはしておくようにしましょう。

同居が始まったら、赤ちゃんの衛生面の管理だけでなく犬の衛生面の管理もこれまで以上に気を付けるようにしましょう。

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