元々猫を飼っていて、新たに猫を飼うことになったとき、先住猫と新入り猫の相性が気になるところ。
先住猫が新しく来た子猫を殺すという話も聞いたことがあるし、新しい猫を迎えるのは楽しいことばかりでなく不安なことも多いですよね。
そこで今回は、先住猫と新しく来た子猫との関係について、殺してしまう噂の話も含めてご紹介してまいりますね。
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先住猫が子猫を殺すって本当なの?
さて、先住猫が子猫を殺すって本当にある話なのでしょうか。
実は、これはオス猫に起こることで、本能的なことなんです。
「猫の子殺し」と言われているオス猫の習性で、オス猫が自分の種を後世に残すために行われている本能的な行動なんです。
「殺す」と聞くと、物騒で残酷なお話ですよね。
しかも、子猫のことを殺すなんて・・・。
でもこれは自然の摂理で仕方ないこと。
自分の子以外の子猫と合うと、その子猫を殺して、子猫の母親猫と交尾をして自分の種を残そうとするのですね。
したがって、母親猫は、父親猫を含めて何に対しても子猫に近づけないようにしています。
それはこういった「猫の子殺し」があるからなんですね。
だから、先住猫がオスで去勢されていなかった場合、かつ、新しく迎える猫が子猫だった場合は、殺してしまうケースも考えられますので、いくら本能とはいえども、注意しなければいけませんね。
また、新しい子猫を迎え入れたとき、殺すまでいかなくても、先住猫が新入り猫のことを噛んでいることがあります。
これは、先住猫が新入り猫に対して「自分の方がお前に比べて上位なんだ」ということを示しているのです。
決して殺そうとしていることではないので、このケースは安心してくださいね。
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先住猫と子猫の喧嘩が激しい時はどうすればいい?
新しく子猫を迎え入れたけど、先住猫との喧嘩が激しい場合、飼い主はどう対処すればいいのでしょうか。
先程も言いましたが、先住猫が新入り猫のことを噛むのは、立場関係を教えるためにも必要な行為です。
一般的に猫の世界ではこれが規則となっているのです。
しかし、先住猫が必要以上に新入り猫のことを羽交い絞めにしていたり噛まれた患部から血が出ているときは、飼い主さんが止めに入ってあげてください。
新入り猫がケガをしてそこから何らかの感染症などにかかったり、二次被害が出ると大変です。
ただ、止めに入るときは、新入り猫がかわいそうですが、その気持ちはできるだけグッとこらえてください。
次項でもご説明しますが、先住猫と新入り猫が仲良くするためには、先住猫を優先にする必要があります。
なので、喧嘩を止めるときも、新入り猫を優先してしまうと、先住猫と新入り猫はいつまでたっても仲良くなれません。
飼い主さんばかり気を遣ってしまってしんどいかもしれませんが、これもみんな仲良く過ごすためです。
頑張ってくださいね・・・!
先住猫と子猫が仲良しになる方法は?
先住猫と新入りの子猫が仲良くなるには、どのようにすればいいのでしょうか。
まずはじめに、別のケージからご対面するようにしましょう。
はじめから直接対面するより、隔離して対面した方がいいと言われています。
それでも先住猫が新入り猫のことを威嚇すると思いますが、隔離しているので手は出せません。
その点安心ですよね。
その状態に慣れてきたら、ケージから出してあげましょう。
直接対面させるんです。
ただ、30分間など短い時間にしておきましょう。
徐々に直接会うことに慣れてもらうんですね。
猫同士の相性によって違いますが、この状態で1~2ヶ月ほどかかると思います。
そして、一番大切なことは、先住猫を優先してあげることです。
新しく来た子猫を甘やかしてしまうのは仕方ないと思いますが、そうしてしまうと、先住猫は「新入りに飼い主さんを奪取されてしまった」と感じて、新入り猫と一向に仲良くなれません。
名前を呼んで声をかけるのも、抱っこも、食事も、なでるのも、何をするのも先住猫からしてあげてくださいね。
そうすることで、「飼い主さんの愛情は変わらない」と先住猫に認識させて安心させることができますよ。
是非ご参考にしてください。
まとめ
いかがでしたか?
「猫の子殺し」、こわいけど、自然な現象で本能的な行動なんですね。
また、先住猫と新入り猫が喧嘩のようなことをしていたら、止めに入ってしまう飼い主さんが多いと思います。
でも、猫には猫の世界の規則があって、猫同士に任せておいた方がいいこともあります。
必要以上に喧嘩したりケガをしたりしていない限りは、猫を信じて見守ってあげましょう。
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