愛犬の健康は家族と同じくらい大事ですね。
ところで、犬の目がある日突然腫れていたり、白く濁っているなんて事に気付く場合はどのような対応が出来るのでしょうか?
今回は、特に犬の目に注目して症状と対処方法を順番に見ていきたいと思います。
6歳を過ぎたら、特に白内障などの気になる病気も出てくるので、対処方法を探しておきたい時に備えて参考に読んでください。
ではさっそく見ていきましょう。
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犬の目が腫れている場合はどうしたらいい?
犬の目は地面に近いので、攻撃されやすいという事を覚えておきましょう。
お散歩の時には枝や植木など、目に入るとダメージを与えてしまう物がないかをよく見てあげます。
それでも次のような場合には急に眼が腫れてしまう事があります。
①虫に刺された
片目が急に腫れてきたなど異変に気が付いたら獣医さんに相談しましょう。
蚊やクモなど軽度の虫刺されの場合は、数日で回復しますが、蜂やツツガムシなど犬の命に関わる虫に噛まれた場合は直ぐに獣医さんに診てもらいましょう。
②固い物が目にぶつかった
目を開けにくそうにしている・散歩に行きたがらないなど、様子を見て改善が見られない場合は獣医さんに連れて行ってあげましょう。
③目の下が腫れてきた
耳や口の病気から目に症状が出てくる場合があります。
目の下側が腫れて、口臭や目ヤニ、涙が出るなどの症状がでます。
早めに獣医さんに診察してもらいましょう。
④アレルギーがあるものに触れた、またはそれを食べた
人間と同じように犬にもアレルギーが出る場合があります。
餌を変えた後・注射の後・散歩の後など急に腫れが見られたら、すぐ獣医さんに診てもらいましょう。
犬の目が白濁してきたら治る?
では次に、白濁してきた犬の目について見ていきます。
目が白濁する原因と対処方法は以下のようなものです。
■白内障(はくないしょう)
遺伝性または糖尿病などが原因で白内障を患う事が原因で目が白濁してしまいます。
治療や手術は難しく、次第に視力が落ちていくためものにぶつかったり、物が見え難くなっていきます。
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抗酸化栄養素を含む食事やサプリメントのほか、スキンシップをとって視力が落ちてしまっても寂しがったり恐がったりしないように備えてあげる事が大事になってきます。
■核硬化症(かくこうかしょう)
水晶体の一部が濁る現象で、多くの場合老化現象の一つとして現れます。
病気ではないので、治療はいりません。
■角膜炎(かくまくえん)
角膜に炎症や傷が付くことが原因で目が白濁してしまい、放っておくと角膜潰瘍に重症化してしまいます。
目ヤニや涙など気になる症状が見られたら、早めに診察に連れて行きましょう。
■角膜潰瘍(かくまくかいよう)
目に潰瘍が出来る事で腫れや白濁が見られるようになります。
一般には抗生剤の投与と目薬で改善されますが、重度のものでは手術が必要になってきます。
犬の目の病気はどんなものがある?
では最後に、他にも考えられる目の病気を見ていきましょう。
①ものもらい
まつげの付け根や、まぶたの奥に細菌が入る事で炎症を起こし、腫れたり痛みを伴う病気です。
時間と共に細菌の威力は弱まり、腫れや痛みは引いていきます。
患部を触らない、冷やすなどの処置があります。
病院では膿を出すといった施術も行われます。
②チェリーアイ
片目または両目の瞬膜と呼ばれる部分が外に出て異変に気付く場合が多くあります。
異物が目の周りにあるため、見え難そうにしたり目を気にしたりします。
そのため、角膜炎や結膜炎を併発しやすくなり、放っておくと失明に至ってしまう恐い病気です。
目の洗浄や点眼、塗布剤など段階の応じた治療が施されます。
③緑内障
目の片側または両側の眼圧が高く、網膜や視神経を圧迫する事で視力の低下や白濁を生じさせる病気です。
多くの場合痛みを伴うと言われています。
緑内障は遺伝性のもの、先天性のものがあります。
投薬や手術が必要ですが、早期発見と治療が回復の鍵です。
まとめ
犬は目や耳など顔の周りに病気を持ちやすいため、ブラッシングやシャワーはもちろん、定期的に健康診断に連れて行く事も大事になっていきます。
言葉で伝えられないため、飼い主さんは異変に気が付いたら直ぐに処置をしてあげなければなりません。
仔犬でも老犬でも病気にかかる時はかかってしまいます。
早期発見して、世話をしてあげましょうね。
愛犬が元気に長生きしますように。
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