帰って来た時に洗礼を受けるように顔をなめてくる犬の仕草は一般によく見られます。

ただ、それがあまりにしつこいと、どこか悪い所があるのではないかと心配される人も多いのでは?

今回は、そんな飼い主さんに安心してもらえるように原因と対処方法を検証していきます。

犬の習性を読み取るヒントにしてください。

ではさっそく見ていきましょう。

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犬が顔をなめるのはいいことなの?

犬がなめる行為は多くの場合一般に見られています。

ちょっと抵抗があるという人でも、犬からの愛情表現と思えば可愛さが増していくでしょう。

なめている場所によって何を欲求しているのか分かると言われています。

では、場所ごとに順番に見ていきましょう。

■顔

飼い主の顔をなめるのは愛情や欲求の表れであると言われています。

口の中でなければあまり心配する必要がないでしょう。

■手

挨拶または敬意の表れであると言われています。

手の指ではなく甲を近付けて、匂ったりなめたりするなら攻撃してくる事はないと考えられます。

■犬の足

怪我や痛みを感じて足や体をなめる事があります。

その部分を軽く抑えて怪我をしていないかどうかを確かめましょう。

■地面

地面を匂ったり、なめているのは気になる臭いをたどっている場合か、運動がしたくて行き先を探している場合があるかもしれません。

散歩に誘ってみるのも良い方法ですね。

言葉で表現出来ない分、犬の仕草で何を訴えているのか知る事はとても大切です。

犬が顔をなめる本当の理由は?

顔をなめる場合には、一般的にはあまり心配はいりません。

ただ、犬の口の中には病原体が潜んでいる事を覚えておきましょう。

特に、犬の唾液が媒体となって「パスツレラ菌」という病原体が移ってしまいます。

これは、呼吸障害・皮膚疾患・髄膜炎・外耳炎といった症状を引き起こしてしまいます。

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免疫力の低い子供やお年寄りには特に注意が必要です。

犬の習性で顔をなめる場合には、次のような理由が考えられます。

■愛情の表現として

仔犬がよく顔をなめてくることがあります。

これは、「元気?」「久しぶり!」「お帰り!」などの挨拶の場合が多くあります。

嬉しさを伝えたい犬の習性と考える事が出来るでしょう。

■欲求を伝えたく

「お腹が空いた~」「遊ぼ~」「さみしい」といった感情や欲求を伝えたい時にも顔をなめてくるかもしれません。

この場合は「お腹が空いたの?」「散歩に行きたいの?」と聞き返して、出来るだけ予定を調整してあげる事が出来るでしょう。

犬が顔をなめるのをやめさせる方法は?

それでもやはり顔をペロペロなめてくるのは自分の犬なら良くても、他人には抵抗があるという人には、次のような方法を試してやめさせる事が出来るかもしれません。

①興奮を抑える

「お座り」や「お手」などの声をかけて、よく出来たら直ぐにほめてあげる。

なめる事ではなく、指示を聞いた事で褒められるという感覚を教えましょう。

②リードを着けておく

他の人に向かってなめないようにリードでコントロールするのはマナーと言えます。

顔ではなくて、手の甲を向けて手をなめるように教えてあげるのも親切でしょう。

③怒らない

犬がなめている行動は、恐いものに対する防御策の場合もあります。

怒ってしまうと逆になめるようになるかもしれません。

躾ける意味で「ダメ」という事は怒る事にはなりません。

④おもちゃを使う

気をそらしてお気に入りのおもちゃで遊ばせてあげましょう。

飼い主への挨拶が終わったら、遊ぶという習慣の植え付けが出来ます。

⑤運動をさせる

運動不足からストレスになってなめてくる場合があります。

日頃から十分に運動をさせてあげましょう。

まとめ

いかがでしたか?

犬との共有には気を付けておきたい行為と十分なコミュニケーションが関わってくる事が分かりますね。

愛犬は家族と同じですから、スキンシップをたくさん取って、正しい世話をしてあげたものです。

獣医さんや先輩たちの意見を参考にして、楽しい思い出をたくさん作ってくださいね。

健闘を祈っています!

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