猫は普段は鼻で呼吸をします。

でも、つらそうにお腹を動かしながら口呼吸をしているのを見掛けたら心配ですね。

今回のテーマに猫の口呼吸を取り上げたのは、その呼吸が体の不調や病気などのサインとなっている場合があるからです。

症状を観察して、病気の緩和に役立つ事が出来れば嬉しいです。

さっそく見ていきましょう!

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猫が口呼吸をしているときの状態はどんな時?

口呼吸をしている状態とは以下のような時です。

・音がする

「ゼーゼー」または「ヒューヒュー」と喘息の人が出すような音を出しながら呼吸をしている場合は、喘息や肺炎など気管支炎が原因している場合があります。

・お腹が動いている

息遣いが荒く、必死に呼吸しているようです。

鼻が詰まっている・衰弱しているなど症状によって重症度は異なりますが、いずれにしても呼吸がし辛い状態を示しているので早めに受診させるか、鼻詰まりを取り除いて様子を見てあげましょう。

・痙攣している

熱中症の他にも「てんかん」や「筋肉の病気」など猫の震えにまつわる危険な病気があります。

呼吸が荒く震えている場合には、ビデオで様子を取るなど直ぐに獣医さんに相談して指示を仰ぎましょう。

・嘔吐や下痢などを伴う

猫風邪を始め、様々な原因が考えられます。

猫ちゃんの具合が悪いことは一目瞭然ですから、先ずは様子を見て必要であると判断した場合には直ぐに受診して指示を仰ぎましょう。

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猫が口呼吸するのは鼻づまりだからなの?

猫の鼻は湿っている状態が普通です。

口で呼吸をしている時には鼻が乾いている場合が多くあります。

人間と同じく、鼻詰まりが原因して口呼吸になってしまっている状態です。

鼻が詰まっている場合にしてあげられる事は以下のような点です。

①ティッシュを使う

暖かいお湯で湿らせたティッシュを鼻の所にしばらく置いてから、鼻を拭いてあげます。

鼻水を出すには湿度を上げて流れるように出す事が必要です。

②綿棒を使う

小さめの綿棒をやはり湿らせてからユックリと鼻の穴に入れて引き出します。

猫ちゃんが嫌がって鼻の中を怪我しないようにくれぐれも気を付けてあげましょう。

③ツボを刺激

鼻の両サイドや目と目の間にあるツボを刺激する事で、鼻詰まりが解消される場合があります。

声を掛けながらやさしく、ツボマッサージをしてあげましょう。

④部屋の湿度を上げる

加湿器や濡れたタオルなどを猫のいる部屋に置いて、部屋の湿度を上げてみましょう。

空気が乾燥している事がアレルギーなどに反応しやすきっかけとなる事があるので、試してみる価値はあるようです。

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猫の鼻づまりがなかなか治らない時の解消法は?効果のあるツボがあるってホント?

猫が口呼吸しているのは病気のサインなの?

ただの鼻詰まりだから、そのうちに治ると人間の感覚で放っておいてはなりません。

ここでは、鼻詰まりが病気の原因になっている場合を取り上げています。

どれも、致命的な結果になってしまうため、早めの治療と予防が欠かせません。

■熱中症

熱さで熱中症になってしまう場合があります。

平熱より1℃でも高くなり、ハァハァとパンディングをしたり、グッタリしていたら熱中症を疑いましょう。

猫の体温が熱いと感じたら、涼しい所で安静にさせるか、水で濡らしたタオルで拭いてあげます。

熱中症は痙攣や細胞の壊死など重症化しやすいため、早めのケアが必要です。

■喘息

アレルギーの元となるもの(温度・タバコの煙・ほこり・花粉・ストレスなど)が原因でお腹を動かして口呼吸を始める事があります。

人間と同じく発作と呼ばれるもので、治療にはステロイド剤や抗ヒスタミン剤を使って発作を緩和する事が出来ますが、治療には時間が要ります。

原因となっているものを取り除く事で、予防が出来ます。

■胸水

肺に水がたまる病気で猫伝染性腹膜炎と呼ばれます。

重症になりやすいので、早めに受診させて指示を仰ぎましょう。

まとめ

鼻詰まりから、いろいろな病気が原因している事が分かりますね。

猫ちゃんにとって鼻が濡れていない・詰まっている・くしゃみが出る事は要注意のサインです。

飼い主さんは普段の様子を見て、異変に気付いてあげられるようにしましょう。

元気な猫ちゃんとのハッピーライフを楽しんでくださいね。

お大事に!

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