大切な愛犬が病気を患ってしまったとき、治るか不安で心配になりますよね。
特に、リンパ腫と聞けば、完治しないのではないか、治療費もかかるのではないか、犬も辛そうで見てられない、という飼い主さんも多いと思います。
そこで今回は、犬のリンパ腫について詳しくみていきましょう。
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犬のリンパ腫の症状はどうゆうふうなの?
犬のリンパ腫とは、不治の病と言われている血液のがんです。
症状としては、まずリンパ節の腫れが見られることが特徴です。
触ってみるとわかるように、コロコロとする感触があり、体調の変化については特に見られません。
毎日触って確認していると、早期発見にもつながり、愛犬の延命にもつながりますね。
それでも、リンパ腫が末期となると、がん悪液質や脾臓破裂、呼吸困難、腸閉塞などの症状が見られます。
がん悪液質とは、さまざまな体の正常な組織の働きが失われることで、食べても食べても太らなくなってしまうことを指します。
こうして急に痩せてしまい、体力も筋力も落ちるので、がんに対する抗力も落ち、さらに痩せていってしまうのですね。
脾臓破裂とは、脾臓が限界まで腫れてしまい、破裂にまで及ぶことを言います。
さっきまで元気だったのに、急にぐったりして動かなくなったときは要注意です。
特に何の前触れもかく破裂し、大量出血の末に死んでしまうことも多いので、変だと思ったら様子を見ずにすぐに病院へ行きましょう。
呼吸困難は、リンパ腫が胸の中にも腫瘍を作り、それが気管を圧迫することで起こる症状です。
加えて、胸水も溜まり、さらに呼吸しづらく苦しがることもあります。
腸閉塞は、リンパ腫が腸に腫瘍を作り、それによって食欲がなくなって嘔吐の症状が出てきます。
そしてその腫瘍があることで、食べたものが腸を通らなくなり、排泄も困難となります。
どの症状も命に関わることです。
注意して観察し、異変に気付いたらすぐに動物病院に行きましょう。
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犬のリンパ腫にかかる治療費は?
リンパ腫になり、治療を進めていく上で、どうしても必要となるのは治療費ですよね。
外科的治療、いわゆる手術やそれにかかる入院費、抗がん剤、検査、内服薬など、トータルで見ると、100万円はかかるとされています。
犬種や大きさ、選択する薬の種類によって、費用は前後します。
月額で言うと、金額に幅はありますが、3~10万円ほどでしょう。
大切な家族のひとりである愛犬を救いたいけど、治療費がかさむと大変ですよね。
犬の病気の治療に関しては、国からの補助がないので、全額自己負担となります。
リンパ腫となれば長期の治療となることが多いので、長い間出費についても悩むのは辛いですよね。
そこで、近年では犬も入れるペット保険も増えてきており、それに加入しておけば、少しでも負担を減らすことができますよ。
また、ペットローンも利用する方法もあります。
犬も病気で辛いなか、飼い主さんにも負担がかかると倍で大変です。
少しでも負担を減らせるよう、費用についても色々と調べてみてくださいね。
犬のリンパ腫は完治することもある?
皆さん、リンパ腫と聞くと、どんなイメージを思い浮かべますか?
大変な重病だと思う方が多いでしょう。
そうです、リンパ腫といえば、不治の病と言われるほどの大病なんです。
余命も長くはないため、残された時間をどう過ごすかが重要となってきます。
一般的には、抗がん剤で治療を進めていくこととなります。
しかしながら、抗がん剤を用いると、副作用もあり、ただ命を延ばすだけの行為となって、犬も飼い主さんも辛い日々だと感じてしまうかもしれません。
延命のためには仕方ないとは思いますが、日々辛いと感じながら生きるのも悲しいものです。
その一方、ステロイド治療の選択肢もあり、延命は1~2ヶ月と短い期間にはなりますが、毎日少しでも楽に過ごすために選ばれる飼い主さんも多いようです。
完治するかどうかは難しいですが、犬にとって最期までおだやかに過ごすための選択ができればいいですよね。
まとめ
いかがでしたか?
リンパ腫は辛い病気ではありますが、どんな治療法を選択しても、最期までの時間を楽しくおだやかに過ごすために、限られた時間を大切にしてください。
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