大切なペットの犬に血尿の症状が見られるとき、考えられる病気にどんなものがあるのでしょうか。
また、血尿が出たけど元気があるとき、特に対処しなくてもいいのでしょうか。
そこで今回は、犬の血尿について詳しくご説明してまいりましょう!
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犬が 血尿をしたけど元気あるときは大丈夫なの?
血尿の症状が見られるけれども、犬のほうは特に変わりなく、元気であることも多いようですが、この場合、病院へ連れて行った方がいいのでしょうか?
メス犬で生理の時期と重なっているのならば、それは血尿ではなく生理の出血である可能性が考えられるので、病院に連れていくなどの対処は必要なく、ご自宅でいつも通りケアしてあげれば良いでしょう。
しかしながら、血尿が出るけど元気である場合、尿路結石や膀胱腫瘍である可能性も考えられているので、長期的に血尿が続くなら動物病院へ行くのが良いでしょう。
尿路結石とは、おしっこが通るところに結石ができてしまい、それが尿路を傷つけ出血し、おしっこと同時に血が出てしまうのですね。
血尿が出ても元気なことが多く、おしっこをしようとしても結石があるのでなかなか排尿できないといった様子も見られます。
しかし、放置して症状が進んでしまうと、腎不全に陥り、死に至る可能性も少なからずありますので、病院へ行き診察を受けることをおすすめします。
また、もうひとつ、元気だけど血尿が出る病気に膀胱腫瘍の可能性があると言われています。
いわゆる癌ということですが、こちらも放っておかずに病院へ行き、早めに治療を進めていきましょうね。
犬が血尿したら膀胱炎かもしれない?
血尿が出たときに考えられる病気として、膀胱炎にかかっている可能性が考えられます。
犬の膀胱炎とは、膀胱に細菌が侵入することが原因で発症すると言われていますが、尿路結石やストレスも引き金となって起こる病気であるとも言われています。
血尿以外の症状としては、頻尿、よく陰部を舐める、排尿するときの痛み、落ち着きがなくなり歩き回ることがあげられます。
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特に尿管の狭いメスに多く見られる病気だと言われていて、血のかたまりが出る場合もあります。
私たちができる対処法としては、まず、陰部やトイレシーツなどを清潔にしてあげること。
細菌が犬の体内に入らないようにしてあげましょう。
次に、水分補給を頻繁にし、排尿の機会をたくさん作ってあげること、そしてトイレは我慢させないようにしてあげることが大切となります。
膀胱内に発生した細菌を外に出すために、トイレは我慢させないようにしてあげてください。
尿路結石が原因だと考えられる場合は、食事療法で結石を溶かす治療をおすすめします。
それでも無理な場合は、手術をして結石を除去する方法もありますので、獣医さんと相談してくださいね。
ストレスが原因だと考えられる場合は、ストレスがないように散歩に出かけたりお家の中でも遊んだりしてあげてください。
犬が血尿したら他の病気も疑った方がいい?
さて、今まで血尿の出る病気を紹介してきましたが、他にも疑われる病気があるのでしょうか。
他に考えられる病気として2つをご説明しておきましょう。
まず一つ目、前立腺炎です。
オスには前立腺という臓器がありますが、この臓器に尿道や膀胱から細菌が侵入し、それらが体内で悪さをして炎症を起こしてしまいます。
これを前立腺炎と言います。
発熱、嘔吐、便秘、排尿しづらくなる、排尿時の痛みといった症状が見られます。
前立腺炎が慢性化してしまうと、これらの症状はほとんど見られなくなり、私たち飼い主も病気に気付きにくくなってしまいます。
慢性化して症状が悪化しないように、初期症状が出たときにしっかり対処してあげましょうね。
二つ目に、中毒症。
タマネギやニンニク、チョコレートなどは犬にとって有害で、食べると中毒症を引き起こしてしまう可能性があります。
その中毒症の症状のひとつに血尿が報告されています。
他に、下痢や嘔吐などの症状も見受けられますが、痙攣や昏睡状態など重症化してしまうことも。
中毒症は個体差があるので、重症化する犬もいれば、何も起こらず普段通りの犬もいます。
軽い症状で済む犬もいるでしょう。
しかし、万が一のことを考えて、有害なものは食べさせないように、細心の注意を払ってあげる必要がありますね。
まとめ
いかがでしたか?
大切な愛犬のためにも、日頃から身体のチェックをしてあげることで、健康を守ってあげてくださいね!
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