人間でも歯石が溜まって歯医者で取ってもらう事がありますが、犬の歯はどうなのでしょうか?
犬は、大人しく口を開けて歯石を取ってもらうという事ありません。
となると、全身麻酔での施術か飼い主さんの日々のケアに掛かってくると言えます。
今回は、犬の口臭や歯石が気になる飼い主さんのために自宅で出来る対処法や予防法を取り上げています。
ぜひ参考にしてください。
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犬の歯石の取り方で自宅にするときはどうしたらいい?
先ず、犬の口の中の問題で大きく分けて3つ取り上げます。
①歯石
食べカスが腐食して歯石となります。
多くの場合、歯の付け根にプラークと呼ばれる固い層が溜まっていきます。
爪で掻き取る事が出来るものと、ツールを使わなければならないほど固くなっている、もしくは奥深いものがあります。
自宅で歯石を取るには定期的な歯ブラシと、月に一度の歯石除去が必要です。
歯石除去アイテムには、スケーラー・スプレー・ジェル・ペンチなど使いやすさに合わせて色々あるようです。
お気に入りを探してみてください。
②口臭
口臭はゲップや歯周病など様々な原因が考えられます。
歯周病の原因は、歯石など歯の手入れが出来ていない事が考えらますので、一度チェックしてみましょう。
また、高齢である場合は特に、内臓系に問題がある場合もあるので注意が必要です。
消化の良いエサや水分補給にも努め、改善を図りましょう。
③着色
エサに付いている色素が着色して茶や黒色に見えます。
歯の表面にあるエナメル(歯を守るもの)までも取り去ってしまうので、無理に取る必要はないと言われています。
犬の歯石取りするのに人間の歯磨き粉を使ってもいいのか?
人間用の歯磨き粉はキシリトールや犬にとって害になる成分が含まれているので、使用出来ません。
必ず、犬用のものを使うようにしましょう。
ただ、歯ブラシは子供用の小型のものを使う事が出来ます。
磨き方は以下のような順で行っていきましょう。
①顔や口を触っても嫌がらないかチェック
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初めの頃は口を触れせてくれないかもしれませんので、声を掛けて口を触る事が出来たら褒めてあげましょう。
②先ずはガーゼで拭き取るだけでOK
ガーゼを取れないように指に巻いて前歯~後ろの歯~歯の裏を撫でるように拭いていきます。
③歯ブラシを使ってみる
臭いをかがせたり、肌で触れさせて慣れるまで待ち、さっそく歯を磨いていきます。
危険なので、歯ブラシを加えて走り回らないように気を付けましょう。
最初は磨かせてくれない場合でも、根気よく続ける事が大切です。
少なくても3日に1回は磨いてあげましょう。
歯石取りを行うには前述の段階をクリアした上で次のように行う事が出来ます。
■スケーラーや鉗子(カンシ)を使って歯の付け根をカリカリとゆっくり削っていく。
歯の表面を傷つけないように気を付けましょう。
■歯石除去スプレーを使ってスプレーをかける。
スプレーの後は30分飲食出来ないので、気を付けてあげなければなりません。
犬の歯石取りでジェルを使うメリットは?
歯磨きは好き嫌いもありますし、毎日時間を掛けるのも大変です。
やはり、天然素材のもので日々簡単にオーラルケアが出来る事は理想的であると言えるかもしれません。
ジェルやスプレーなどを使って気軽に歯石除去・予防をしましょう。
では、最後に歯石除去ジェルをあげておきます。
リラインス プラーク アタック エクストラジェル
使いやすいスプレータイプと、塗って効果を高めるジェルタイプがあります。
使い方は、飲食を控えやすい就寝前などに適量を歯に付ける事で歯石を溶かしていきます。
もちろん飲み込んでも害にはならないので安心して使えます。
ペット専用 デンタルアプローチ ペティ
25g 2160円(税込)
主婦の意見を元に開発された効果期待大の歯磨きジェル。
リーズナブルなお値段も長く続ける上でたいへん心強いです。
リデンタ 歯石ケアジェル サーモン味
使いやすさと犬の好きな味が長く愛用される秘密のようです。
日に2回の集中ケア~日々の歯磨きの代わりに幅広く使えます。
まとめ
歯石は放っておくと、歯肉炎・歯周病など大きな病気に繋がりやすいと言われています。
ペットは歯茎が腫れて、食べられなくなるまで、症状を伝える事が出来ないかもしれません。
日々のケアと入念なチェックはとても大切です。
今回の対処法は、簡単に直ぐ始められるものなので、ぜひ参考にしてください。
元気で、歯の強いペットに育ててあげてくださいね。
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