ペットとして猫を飼っているご家庭で、人間の赤ちゃんが生まれた場合、猫と赤ちゃんが同居することに対して何か問題はないのでしょうか?

赤ちゃんの誕生を喜ぶ反面、猫を飼っているため変に神経質になってしまってストレスを貯めてしまうのもよくないですよね。

そこで今回は、猫と赤ちゃんの同居について詳しくお話してまいりましょう!

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猫と赤ちゃんの同居は難しい?

元からペットを飼っていて赤ちゃんを妊娠したとき、はじめは旦那さんとの2人の生活だったので気にしてなかったこと、例えば衛生面や胎児への影響など、さまざまなことが気になりますよね。

猫と赤ちゃんの同居は難しいことなのでしょうか?

まず、同じおうちで暮らしていくことに関して言うと、決してダメなことではありません。

赤ちゃんが生まれるからと言って、猫を手放す必要もありません。

ただ、これまでと違う生活にはなるので、いろんな工夫が必要となるでしょう。

猫中心で動いてきた生活も、そこに赤ちゃんが加わるので、優先事項も変わってくるでしょう。

また、同居する上で衛生面に対して、さらに気を配らなければいけません。

妊娠時から注意したい点としては、トキソプラズマへの感染

確率的には低いものですが、妊娠中に動物のフンなどから感染し発症してしまうと、胎児への影響が懸念されている病気です。

猫のフンの処理をする際はゴム手袋を着用し、排泄物には直接触れないようにしましょう。

そして、妊娠時も赤ちゃんが生まれてからも、室内の清掃について、換気や掃除機、拭き掃除もこまめに行いましょう。

最後に、赤ちゃんがおうちに来るまでに、赤ちゃんのにおいを猫に覚えさせておくこともいいと言われています。

ナイーブな猫であれば、見慣れない赤ちゃんがやってきて、しかも飼い主を取られたと思ってしまえば、威嚇してしまう可能性もあります。

したがって、事前ににおいをかがせておくことで、初対面でも拒否反応や威嚇しづらくなると言われていますよ。

慣れない育児の上、このように工夫して気遣いして・・・というと同居は難しく感じてしまうかもしれませんが、旦那さんや獣医さん、ペットサロンの方に相談したり協力してもらったりして、皆で楽しく同居できたらいいですね!

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赤ちゃんと猫の同居でストレスを感じるのは誰?

赤ちゃんは生まれたばかりで、目の前の相手が誰なのか、目の前に転がっているのは何なのか、認識することは難しいのが現状です。

なので、猫と初めて対面しても何も感じていないことが多いです。

逆に、目の前に小さな人間がいきなり現れたことに対して驚いているのは、ペットの猫の方です。

敵意というよりは、恐怖を覚えていることが多いと言われています。

それに加えて、猫よりも赤ちゃんの世話ばかりの飼い主に対して嫌悪感やストレスを抱える猫もいるそうです。

しかし、一番ストレスを抱えてしまうのは、飼い主である母親だと言われています。

赤ちゃんの夜泣き、夜間の授乳など、睡眠時間も削られることもあります。

おむつ替えなど慣れないことから、激しく泣いて何をしてほしいのかわからないことなど、色々と重なってしまって、さらに猫のお世話や見張りも・・・となると、負担が大きいですよね。

赤ちゃんが生まれてからはじめのうちは、猫との同居はお母さんへの負担が大きくストレスが溜まりがちです。

普段通りのこともできないくらい落ち込んでしまうこともあるかもしれません。

そういったときは、身内の方や病院、ペットサロンなどの施設の方などに頼って、一人で背負っていた荷物をおろすことも大切ですよ。

決して無理することなく、たまにはゆっくりと過ごして、体力をためて気持ちを改めて、赤ちゃんや猫と向き合ってくださいね。

猫と赤ちゃんが仲良く同居するための工夫は?

猫と赤ちゃんが仲良く同居していくためのキーワードは、「あなたが一番」だと態度で示すことです。

先程のストレスの面でもお話しましたが、飼い主のお母さんだけがストレスを抱えているのではなく、ペットである猫も少なからずストレスを感じています。

今までは猫中心だった生活が一変、見たこともない赤ちゃんがやってきて、赤ちゃん中心になっていく。

猫にとっては、「飼い主をとられた」と寂しい思いをしたり、最悪の場合、ノイローゼに陥ってしまう猫もいるくらいです。

赤ちゃんも猫も両立して愛していること、ふたりとも一番であることをきちんと伝えてあげましょう。

ただし、赤ちゃんが起きているときは赤ちゃんに集中し、赤ちゃんが寝たら猫をかまう、といった行動は、優先順位が赤ちゃん、猫の順になっていると猫が感じ取り、かえって逆効果です。

赤ちゃんが猫のそばにいるとき、赤ちゃんが泣いているとき、赤ちゃんと遊んでいるときは、おやつをあげたり猫をなでたりして、猫に対して関心があるという態度を取ると良いでしょう。

そうすると、赤ちゃんのそばにいるといいことがある、赤ちゃんは怖くなく大切な存在であると覚えてくれるでしょう。

赤ちゃんの育児で大変なのに・・・と感じてしまうかもしれませんが、同居していくには大切なこと。

おうちの皆で協力していきましょう!

まとめ

いかがでしたか?

猫と赤ちゃんの同居はたくさんのことに気配りしないといけないので、どうしても神経質になりがちです。

しかし、うまく付き合っていければ、今まで以上の幸せを感じることができ、毎日楽しく過ごせますよ。

ご家族で協力しあって、楽しく同居してくださいね!

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