犬のエリザベスカラーのほとんどは、動物病院で借りるプラスチック製のカラーですが付けられている犬も、見ている飼い主も使いづらそうでなんとかしてあげたいなと思っている方も多いと思います。
今回はそんなエリザベスカラーを、布製にすることでもっと快適にエリカラ生活を送れる工夫をご紹介していきたいと思います。
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犬のエリザベスカラーの布のものはストレスが少ない?
一般的なエリザベスカラーはプラスチック製のメガホン型でできているものが多いですが犬にとってはこのエリザベスカラーは慣れないと大変ストレスになります。
顔よりも幅が広い形状は、周りに接触する機会が多く、飲み水を飲むときや散歩のときなど何をするにもガツガツした音を立てながらぶつかってしまい生活するうえで不便です。
一方、同じエリカラでも、布製でできているものは、首回りにも優しい素材で、ガツガツ音が立つわけでもないので犬自身が感じるストレスはプラスチックよりも少ないようです。
プラスチックよりも強度や手入れに関してはやや劣りますが、1週間程度のエリカラ生活であれば、日常生活を送るのにストレスが少ない布製を手作りしてあげたほうが、プラスチック製のエリカラタイプが苦手な犬にとっては断然おススメです。
布製には、メガホンタイプ以外にもドーナツタイプのものや、コルセットタイプのようなものもあり、愛犬の状態に合わせて手作りできるのも布製エリカラの良い所です。
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犬のエリザベスカラーを手作りするには?
エリザベスカラーを手作りするには、どの部位を舐められないよう保護するのか、犬のマズルの長さや性格によって形を選ぶようにしましょう。
エリザベスカラーの作り方その①
用意するもの・・・工作用厚紙方眼紙/キルティング素材の布/バイアステープ/マジックテープ/コンパス/針、糸、ミシンなど/あれば病院から借りたエリカラ
まずは首回りを測りコンパスで工作用紙に型をとります。
この工作用紙はそのままエリカラの芯部分として利用するので厚手がおススメです。
エリカラの幅は傷口の位置やマズルの長さのバランスを考えて作りましょう。
厚手のキルティング生地でエリカラの型紙に合わせて2枚裁断します。
プラスチックの代わりに工作用紙を芯として利用するので入れたまま縫っていき、首回りと外回りをバイアステープで保護します。
マジックテープをつけて調節できるようにすれば完成です。
エリザベスカラーの作り方その②
型紙を使わない簡単即席エリカラの作り方です。
人間の首に巻くコルセットのようなタイプで、状態が快方に向かっているときやメガホンタイプが苦手な犬におススメです。
パグやフレンチブルドッグのような首の短い犬種はすぐに抜けてしまうので不向きです。
用意するもの・・・タオル/マジックテープ/緩衝材(プチプチ)/針、糸など
梱包などに使うプチプチは100均でも売っていて、何よりも軽くてクッション性があり厚みもでやすいので簡単につくることができます
まずは首幅に合わせてプチプチを折っていきます。
その上にフェイスタオルをカバー代わりに縫い付けていきます。
最後にマジックテープをつければ完成です。
犬のエリザベスカラーを家にあるもので代用できる?
犬のエリザベスカラーは家にあるもので代用できます。
小型犬であれば、100均で売っている人用のシャンプーハットなども柔らかく使いやすいので切込みをいれ、マジックテープを張り付ければあっという間にエリカラとして利用することができます。
レッグウォーマーも簡易エリカラをつくるのに便利なアイテムです。
レッグウォーマーの中にタオルを入れて厚みを調節します。
あとは犬の首に巻き付けて、端と端をゴムなどで結わえると完成です。
その他にも、フェイスタオルとストッキングあればコルセットタイプのエリカラを即席でつくることができます。
首幅に合わせてタオルを折り、厚みは傷口に届かない範囲をバランス調整していきます。
ストッキングはタオルが入りやすい場所を選んで長めにカットしておき、タオルをストッキングに入れてコルセットのように巻いて後ろで結べば完成です。
メガホンタイプのエリカラに比べれば外れやすかったりする点はありますが、ある程度快方に向かっている状態であればこちらもおススメです。
犬のサイズや性格、傷の状態によって合うものを選んであげるようにしましょう。
まとめ
エリザベスカラーを布製に手作りすることで大幅にストレスが軽減されることもあります。
傷を舐めてしまわないのが一番なので、様子をみながら、少しでも愛犬のエリカラ生活が快適に過ごせるように色々工夫して手作りしてみるといいですね。
手作りしたエリカラはいろんな角度から観察して、傷口に届かないようになっているかしっかりと確認するようにしましょう。
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