犬が痙攣をおこしたり、口から泡を出している時ほど心配な事はありませんね。
年齢に関係なく、しかも突然に起こるてんかんなどの痙攣。
慌てずに正しい判断を取るにはいくつかおさえていきたい分野があります。
今回は、犬の痙攣とてんかんについて一緒に検証していきます。
ぜひ役立ててください。
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犬が 痙攣してよだれを出しているのは危険なの?
一般には痙攣する事は脳との関わりが深いようです。
しかしながら、痙攣あいつでもすぐに生命に関わるという事ではなく、動かさずに見守る事で大きな外傷や発作を強くする事を防げる場合もあるようです。
痙攣の頻度や程度は犬によって異なりますが、一般的には以下のようになっています。
・5分以内で、発作後に普通に歩き回っている。
5分を超える場合は担当獣医に電話して相談しましょう。
・1回で落ち着く
1日の内に2回発作が起きる場合は、やや心配です。
必要であれば、受診させましょう。また、1回でも発作が起きて症状が気になる場合にはその日か次の日に連れて行ってあげましょう。
犬を観察してみましょう。
■トラウマがある
虐待されていた犬など脳にトラウマや障害を抱えている場合など、何かの拍子に発作的に痙攣が始まる事があります。
■中毒になっている可能性がある
犬にとって毒性の強い食べ物(ネギ類・チョコレート・干しブドウ)や薬品を間違って食べてしまった場合には、すぐ獣医さんに相談しましょう。
犬が痙攣して泡を出す原因は?
犬がよだれや泡を口から出す原因としては色々あります。
①緊張や興奮
食べ物が目の前にあるのに、「待て」と言われて犬がよだれを出す事があるのを見かけた事がおありかもしれません。
散歩や遊んでいる時など、興奮してよだれが出る事もあります。
これらは特に心配いりません。
②口の中の病気や怪我
口に中に異常があってよだれが出る場合があります。
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リラックスしている時に口の中や口臭・歯茎をチェックしてあげましょう。
③熱中症
よだれと同時に、犬がハアハア言って止まない場合熱中症や他の原因があるかもしれません。
水分補給・涼しい所で休ませてあげるなどの対応をしましょう。
④てんかん
痙攣とよだれが出る場合には経過を見て長く続くようであれば、受診をしましょう。
てんかんである事が分かっている犬には、定期健診・予防も大事です。
⑤その他
脳・心臓・神経など、背後に大きな病気が潜んでいる場合もありますから、気になる場合には、MRIやCTなど定期的な検査をしてもらいましょう。
犬が痙攣したときの対応はどうしたらいい?
痙攣が始まったら以下のような点に気を付けましょう。
①時間を測る
最初の項で取り上げたように、頻度と時間が大きな手掛かりになります。
慌てず、様子を見て受診のタイミングを図ります。
②口の中に何か入っていないかをチェック
間違って何かを喉に詰めて、呼吸困難になっている可能性がある場合二人以上で固定し取り出す必要があります。
ラップやビニール袋などは喉を詰まらせるワースト2ですから、普段から十分に気を付けなければなりません。
③怪我をしないように保護
痙攣中に高い所から落ちたり、ぶつかって怪我をする可能性があります。
出来るだけスペースを確保してあげましょう。
てんかんの場合には、突然走り回る可能性もあります。
十分に気を付けてあげましょう。
④てんかんのお薬
てんかんになってしまった場合には、症状を緩和させる事で対処していきます。
脳のお薬ですから、用法と容量をしっかりと守って使用しましょう。
⑤落ち着いて対応
飼い主さんのパニックは犬にとってマイナスです。
落ち着いて対応してあげましょう。
まとめ
犬にとって快適で幸せな環境は飼い主さんのそばで安心して過ごせる事が第一です。
やむを得ない状況で、犬を離れる時にも、ふだんから十分愛情を注いで安心させてあげましょう。
病気を生まれつき持っている犬も、成長の段階で発病した犬も同じくあなたの大切な家族ですから十分に愛情を注いで守ってあげたいものです。
犬が、いつでもあなたに寄り添って幸せでいられますように。
お大事にしてくださいね。
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