ポメラニアンはボリュームのある被毛と、小さな三角耳、ウルウルしたまん丸の瞳が可愛いらしい犬種ですが、最近では柴カットや俊介くんカットなどトリミングも人気となっています。
今回は、ポメラニアンのトリミング注文のコツと注意点、スタイルを維持するための頻度などについてご紹介したいと思います。
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ポメラニアンのトリミングの注文の仕方は?
ポメラニアンは基本的にトリミングが必要な犬種ではありませんが、最近では柴カットや俊介君カット、ライオンカットなど短くトリミングをする子も増えてきました。
短いカットも似合うポメラニアンではありますが、トリミングをする際には、知っておいてほしい注意点がひとつあります。
ポメラニアンはトリミングを繰り返すと、初めのうちは毛がまた伸びてきますが、そのうちに毛が伸びてこなくなったり、まばらに生えてきてみすぼらしい感じになってしまったり、毛質が変わることがあるということです。
ポメラニアンの毛の構造は、プードルとは違い、アンダーコートとオーバーコートの二重構造(ダブルコート)になっていて、毛が伸び続ける犬種では本来ありません。
柴カットや俊介君カットなどのトリミングを注文したいときには、バリカンは避けてもらいハサミでカットしてもらうように伝えましょう。
バリカンでカットすると、ハサミでカットするよりも、毛がうねるような毛質に変わったり、生えてこなくなることもあります。
知識のあるトリマーだとポメラニアンのトリミングについて前もって説明があると思います。
また毛質や毛量が変わるのが怖いけど、少しだけカットしてほしいという方も多いと思います。
その場合にはポメラニアンらしさをのこしたトリミングにしてほしいことと、毛先から○センチ、もしくは体の長さから半分カットなどの注文にして、様子をみるようにするといいでしょう。
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ポメラニアンのトリミングはいつから?
ポメラニアンのトリミング時期は仔犬であれば、最後のワクチンが終了してから2週間ほど経ってからが望ましいです。
動物病院によっては、2週間経たなくても10日でもトリミングOKな場合もあるのでかかりつけ医に聞くのが一番です。
ポメラニアンはアンダーコートも多く毛量が豊富なうえ、長さもあるので、ブラッシングがかかせません。
ブラッシングを少し怠っただけで、すぐにもつれてしまいます。
もつれをとるために、無理に引っ張るとブラシが引っ掛かり、敏感に反応してしまうのもポメラニアンの特徴のひとつです。
仔犬の頃から、ブラッシングスプレーなどを使って、ブラッシングを嫌がらないように自宅での手入れも積極的にしておきましょう。
全身カットなどのトリミングは、通常サロンでは最低でも2時間はかかります。
仔犬のポメラニアンの場合にはまだ体力もなく、疲れやすいので初めてのサロンデビューはシャンプーコースにしておきます。
店にも慣れて、爪切りやシャンプーも覚え始めたぐらいからトリミングをさせてあげるのがベストです。
初めてのトリミングがトラウマにならないように、人間の赤ちゃんとおなじように、少しずつ経験させていくようにしてあげましょう。
ポメラニアンのトリミングの頻度は?
ポメラニアンは通常であれば、カットなどのトリミングは必要ない犬種なのでシャンプーコースを基本に、その時の状況にあわせて、部分カットをプラスしてもらったり、全身カットのトリミングにしたりすると良いでしょう。
シャンプーコースでは、爪の長さや肛門腺、足周りなどの毛、きれいな被毛と清潔さを保つには、1か月に1回のシャンプーコースが理想です。
ポメラニアンの飼い主が、日頃の生活で気になるところは、被毛のもつれと、ポメのお尻まわりが汚れやすいことと、飲み水を飲むときやご飯を食べるときに口まわりの毛が汚れやすいという点です。
シャンプーコースをお願いする際には、その気になる箇所を伝えると少しだけカットをしてくれたり、すいてボリュームを落としたりしてくれます。
トリミングの頻度は、夏など暑い時期だけ短めにカットをしたり、梅雨時期など蒸れやすく皮膚トラブルが起きやすい時期に、いつもよりも軽くカットしてもらうなど、2~3か月に1回もしくは、季節にあわせてトリミングにする程度が被毛の健康を保つためにもおすすめです。
まとめ
ポメラニアンらしさを保つには日頃のブラッシングと定期的なケアが大切です。
トリミングをする場合には、短めのカットを繰り返すと毛が伸びなくなることもあるのでサロンと相談しながらすすめていくようにしましょう。
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