猫を飼っていると色々な悩みがあると思います。
そのうちのひとつに「ノミ」があるかと思いますが、猫のノミが人間にうつることがあるのでしょうか?
もしうつったらどのような症状が出るのでしょうか?
気になることがたくさんあると思うので、今回は猫のノミと人間への感染についてお話しましょう!
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猫のノミは人間にもうつるから気を付けて!
まずは猫のノミについてご説明しましょう。
ノミは約2000種も存在し、そのうち猫に寄生するのは「ネコノミ」と言われています。
ちなみに、犬に寄生するのは「イヌノミ」で、一概にイヌノミは犬へ、ネコノミは猫へ寄生するとは限りません。
イヌノミであっても猫へ、ネコノミであっても犬へ寄生することもあります。
ネコノミは2~3ミリとかなり小さい身体をしていますが、この体長のおよそ300倍の距離を跳んで移動することができるため、ベランダに出た猫にくっつくことも可能で、外出した飼い主へくっつきそれから猫へと感染することも容易です。
猫に寄生したノミは、まず皮膚に咬みつき、血を吸って産卵します。
これが原因で、皮膚病やマイコプラズマ感染症などを発症する猫もいるので、ノミ対策をしっかりとしたいところ。
春から夏にかけては繁殖期にあたるので、しっかり対策してくださいね!
では、人間への影響はどうなんでしょうか?
人間にもうつってくるのでしょうか?
ズバリ、ネコノミは人間にも感染します!
猫のときのように吸血して産卵し繁殖することはないと言われてはいますが、皮膚に咬みつき血を吸うことは一緒。
それだけでなく症状も出るので、注意が必要です!
猫のノミが人間にうつった時の症状はどうなるの?
では、人間にうつったときの症状はどのようなものが出るのでしょうか?
主に、非常に強いかゆみが数日間続きます。
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それに加えて、赤く腫れたり水ぶくれになったりすることもしばしばあるようです。
ノミに咬まれた中心には、肉眼でも確認できる出血点、いわゆる咬み痕があります。
ノミははじめに咬みついたところから近くを移動しながら再び咬んでいくことが多いので、咬まれた痕が集中して集まることがよくあります。
また、かゆみについては、咬まれたあと1、2日経過して発生することもあります。
これを遅延型反応と言いますが、赤く出血点がチラホラ確認できてからはじめてノミに咬まれた事実に気付くこともあるくらいです。
早く気付いて対処したいところですね。
猫のノミが人間にうつったときにどんな薬を使えばいい?
ネコノミが人間にうつっても繁殖することはないとされていますが、吸血されて強いかゆみに苦しめられるのは嫌ですよね。
そこで、どんな薬を使って対処すればいいのでしょうか?
まずは、ノミに咬まれたら医療機関へ行きましょう。
皮膚科で対応してくれますよ。
かゆみに効果があると言われている「アレグラ」や、腫れや水ぶくれに効果があると言われている「デルモベート軟膏」などのステロイド系のお薬を処方されると思います。
そこで注意したいのが、薬を塗り始めてかゆみが引いたからといって、途中で薬をやめないこと!
完治するまで薬を塗り続けることが、痕を残さないためにもおすすめですよ。
しかし、すぐに病院に行く時間もない・・・という方もいると思います。
そんなときは、市販薬「ムヒアルファEX」をお試しください。
使用法のところに、ノミにも対応できると記載されていますよ。
病院に行くまでの緊急的処置としてお使いくださいね。
それでもかゆみが引かないときは、氷水で患部を冷やすと、少しはかゆみも緩和させることができますよ。
まとめ
猫についたノミが人間にもうつってしまうことがわかりました。
強いかゆみに襲われるので、どうしても掻き毟ってしまうことも多いようで、患部がさらにただれてしまう方もいるみたいです。
ノミに咬まれたとしても、患部を冷やしたり絆創膏や包帯で覆ったりするなどして、できるだけ掻き毟らないようにしましょう。
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