飼っている犬がダニにさされたとき、皆さんはどのような対処をされていますか?
ダニにさされるとかゆみだけでなく、他の病気も感染してしまうこともあるので、予防も駆除も大切となります。
駆除するときに私たち人間にも影響があるのかどうかも気になるところ。
そこで今回は、犬がダニにさされたときの正しい駆除の方法を中心にお話を進めていきましょう。
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犬がダニにさされた時の取り方で正しい方法は?
ダニにさされたときに注意してほしいのは、無理やり取らないということ。
ダニの噛み付く力はかなり強く、たとえ引っ張って取ったとしても口だけが残り、これが要因となって炎症を起こしてしまう可能性があります。
ピンセットで取るときは、皮膚ギリギリのところ、ダニの口付近を掴んで引き抜きましょう。
ダニの胴体を掴んで引き抜くと、ダニの体液が犬の体に入り、感染症を引き起こす場合があります。
マダニだと、卵を撒き散らしてしまうことも。
口が残ってしまったときは、動物病院へ連れて行きましょう。
他の方法としてオススメしたいのが、どのご家庭にもある「お酢」を使う方法です。
まず、お酢は薄めずに使います。
次に、お酢をたっぷり染み込ませたコットンを用意し、それでダニがいる部分を押し潰さないように覆います。
実は、ダニはお酢の匂いを苦手としていて、その場を移動しようと口を離し始めるんです!
最後に、ダニが自然に離れたところをピンセットで取り除きましょう。
コットンの他に、お酢と水を1対1で混ぜたものをスプレーに入れてダニに吹きかける方法もありますよ。
お酢は調味料ですし体内に入っても何も問題ないので二次的な炎症も起こさず安心して使えますね。
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他にも市販薬を使って駆除する方法もありますが、場合によって副作用が起こることもあると言われています。
犬にとって一番の駆除方法を選んであげてくださいね。
犬がダニに刺された後はどうすればいい?
ダニにさされたあとはどんな処置をすればいいのでしょうか?
まず、マダニ以外のダニであれば、市販薬のかゆみ止めを塗ってあげましょう。
1週間かゆみが続き、発熱する場合もあるので、ステロイド系のお薬を使うといいと言われています。
マダニである場合、できるだけ早めに動物病院に連れて行くのが良いでしょう。
貧血や食欲不振、発熱などの症状が出るバベシア症、風邪のような症状が出たあとに全身のさまざまな場所で炎症が起こるライム病などの病気にかかってしまう可能性が考えられるからです。
きちんと治療してもらいましょう。
犬のダニは人間にも影響があるのか?
犬にささっていたダニがマダニである場合、人間にも影響を及ぼしてしまうことがあります。
マダニを取るときに人間もさされてしまうと、まず皮膚が腫れ、かゆみが発生します。
それだけでなく、「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に感染してしまう場合があります。
症状としては、発熱や嘔吐、血尿、水溶性の血便が主で、1~3割の割合で死に至ると言われています。
実際にここ近年で死亡者も報告されている怖い病気です。
もし犬のダニを駆除したときに人間もさされてしまったら、すぐに病院へ行き適切な処置を受けてください。
マダニは他のダニより血を吸って大きくなるので区別がつきやすいですが、やはりマダニかどうかの判断がつきにくいときら、自分で駆除するのではなく、動物病院へ行くのが先決かもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?
犬についたダニを取るためにさまざまな方法がありますが、一番大切なのは、愛犬の体をじっくり観察し、早くダニを発見して早く対処することです。
大切なワンちゃんを守ってあげてくださいね!
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