健康な皮膚被毛を保つにはブラッシングは柴犬にとって必要不可欠です。

犬は被毛により温度調節しているため余分な毛があるとその効力が損なわれてしまいます。

今回は柴犬のブラッシング方法やブラシによる使い分けやコツ、室内のどこの場所でブラッシングを行うのがベストかなどについてお話していきたいと思います。

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柴犬のブラッシングのやり方は?

<ブラッシングの基本>
① 嫌!!というトラウマを与えないよう、できるだけ時間をかけないようにする。
② ブラッシングは気持ちいいと思ってもらえるようにご褒美を用意する。
③ 毛をあらかじめ抜けやすくするために、蒸しタオルで体をそっと包む。
毛穴が開いて抜けやすくなります。

<ブラシの特徴と使い分け>
・除毛ブラシ・・・死毛だけを除去し、主に背中や一番抜けるところに使います。バリカンの刃のような感じなので皮膚の当てすぎには注意してください。
・ラバーブラシ・・・柔らかいゴム製でマッサージしながら抜け毛をとります。
シャンプー中に使うのも効果的です。
・獣毛ブラシ・・・毛が柔く安全に使用できるので毛の薄い足の内側や顔周辺、お腹に使います。
・コーム・・・最後の仕上げに使用します。
・スリッカー・・・「く」の字に曲がったピンを植え込んだブラシで毛が大量にとれます。力を入れずに使いますが皮膚の薄い所には使用しないでください。

敏感な柴は、ピンが触れるだけで嫌がる子もいるので初めは撫でるように獣毛ブラシやラバーブラシから初めて徐々にスリッカーや、除毛ブラシに変えていくのが良いでしょう。

点より面のほうが、撫でられている感覚に近いので安心します。
徐々にスリッカーに切り替えていくように慣らしましょう。

背中は毛をかき分けながら毛の流れにそってとかし、お尻まわりは痛い思いをさせないよう肛門とメスの陰部は親指でガードして、睾丸は手で覆ってとかしていきます。

顔周りはアゴ下を手の平で支えるようにして毛並みにそってやさしくマッサージするような感じでブラッシングします。足周りやお腹周りも同じようにしてください。

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柴犬のブラッシングの頻度は?

柴犬の被毛は一定の周期で発育と脱毛を繰り返し、春と秋に換毛します。

この換毛システムは毛の機能を最大限に生かすために起こる現象で日差しや気温の変化が影響していると言われています。

しかし、ライフスタイルや環境の変化から季節感が希薄になり日照時間や室内温度がコントロールされてしまうことで、換毛サイクルが乱れてしまったり生え変わりの時期がなくて、一年中抜けてる柴犬もいます。

従来の換毛期からズレが生じていても健康の心配は不要で、1年中少しずつ毛が抜けたり、夏や冬に換毛期を迎えても日頃の手入れとしてブラッシングをこまめにしていれば被毛をベストな状態にキープすることができます。

換毛期以外の時期で抜け毛がさほど気にならないのであれば、散歩の後に身体を拭くがてらラバーブラシなのでマッサージしながら毛を除去するぐらいで十分です。

硬く絞った蒸しタオルで体を拭くだけでも不要な毛は抜けます。

換毛期などごっそりと毛が抜ける時期に突入したら、毎日本格的なブラッシングするようにしましょう。

この時期には普段シャンプーを多く必要としない柴犬でも2週間に1回程度シャンプーをしてあげることで一緒に抜け毛も取り除くことができます。

柴犬の抜け毛が室内に飛び散るのはなんとかならない?

換毛期の柴は、これでもかというほど毛が抜け落ちるので室内でのブラッシングは大変です。

だからといって、散歩中に公園などでブラッシングをしたり、外でブラッシングをするのは犬を飼っていない人やそこに住む地域の人からすると非常識と思われ苦情がくる可能性もあり、マナー違反でもあります。

室内でブラッシングをする際には、できるだけ後の掃除が楽な方がいいので、一番おススメするブラッシング場所はお風呂場になります。

毛が沢山抜けたとしてもシャワーで最後洗い流して排水溝に溜まった毛をまとめて捨てればいいだけなので掃除が楽です。

ブラッシングをする側は、ウィンドブレーカーなどシャカシャカした素材の服を着用すると良いでしょう。

毛が付着せず、汚れもすぐに落ちるのでおススメです。

それでも、抜け毛が大変だという場合には、サロンに頼んで「レーキング」をお願いするようにしましょう。

レーキングはナイフを用いて死毛を除去していく技法で、これをするのとしないのとでは大幅に室内の毛の溜まり具合が違います。

技術力がいるので、サロンによってはやっていないところもあるかもしれませんが、もし「レーキング」ができるサロンがあれば換毛期に一度やってみるのもおススメです。

まとめ

柴犬が快適な毎日を過ごすためにも、ぜひ習慣化させてほしいブラッシング。

柴犬ブラッシングをある程度上手にできるようになれば、シャンプー以降のお手入れ断然楽になるので、愛犬を褒めながら、頑張ってみてくださいね。

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