犬が食糞する行動は人間からみれば衝撃的な行動ですが、犬にとってはさほど異常なことではありません。

ですが、あまり見ていて良いものではありませんし、外出先で他動物や犬のうんちを食べてしまうと害虫などの感染の恐れもあるので、早めにやめさせるよう工夫しなければなりません。

今回は食糞対策についてその方法と、やってはいけないこと、キャベツは食糞に聞くのか、フードと食糞の関係などについてご紹介していきたいと思います。

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犬の食糞をやめさせたいけどどうやって?

犬にはうんちが汚いという認識はなく、興味があれば口にいれてしまうことがあります。

うんちを食べるのは仔犬によくみられる行動です。

何事にも興味いっぱいの仔犬がケージにいる時間、暇になったときに目の前にあるうんちを転がして遊んでいるうちに感触を確かめたくなって口にいれてしまったということがあります。

仔犬から成犬になるうちに軽減する子もいればそのまま頻度は少なくなるけれどもいくつになっても食糞する子もいます。

自分のうんちを食べる分には害はありませんが、散歩中など他の犬のうんちを食べると寄生虫に感染する恐れもあるので、できるだけやめさせるようにしていきましょう。

<うんちを食べさせないための方法>
① 徹底してうんちをしたらすぐに片付ける
② うんちをし終わるのと同時にフードやおもちゃなど興味を示すもので呼び寄せる
③ 食糞対策用サプリや、苦み成分の入っているスプレーをうんちに振りかける

<やってはいけないこと>
① うんちを食べようとしたら大声をだしてとめる
「やめてー!!」など大声を出すと慌てて食べてしまうことを覚えうんちに固執してしまう恐れがあるので、フードやおやつなどで呼び寄せるようにしましょう。
② お腹がすいてるからうんちを食べる=食事の回数を増やすは間違い
この対策は効果があまりないことがわかっています。
食糞対策のつもりがいつの間にか太らせてしまっていたということもあるのでやめましょう。

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犬の食糞にキャベツがいいってホント?

犬の食糞防止には、キャベツを与えるのも効果的だと言われています。

キャベツは酵素や食物繊維が豊富で、野菜の中でもキャベツのしぼり汁から発見されたビタミンUは胃粘膜修復成分が含まれていて胃内の働きを正常に整えてくれます。

腸内環境が整うということは、腸内の悪玉菌が減る一方で善玉菌が増え、そのことにより消化率も上がりその結果、排泄物が臭わなくなるから食糞が減るということになります。

キャベツをトッピングで与える場合には、熱を加えたものは酵素が壊れてしまうので、生のキャベツを与えるようにしましょう。

キャベツの中でも、春キャベツはとても柔らかく、生食として使いやすいのでおススメです。

有効性は定かではありませんが、そのほかにもパイナップルやヨーグルト、キウイフルーツなどのわずかなトッピングで食糞自体の匂いや味を変えることで興味を失わせる方法もあります。

食糞サプリには、消化酵素の働きを助けて食糞防止に促すタイプと、トウガラシや野菜から抽出された苦み成分が含まれているタイプなどがあるので、なかなか変化が見られないときにはキャベツを試してみるのも良いでしょう。

犬が食糞するのはドッグフードのせいなの?

犬の食糞を防止対策としてドッグフードを変えてみるのも1つの方法です。

犬の味覚は人間の5分の1と言われています。

味に鈍感でそのうえよく噛まないため美味しくなくても、暇で興味があればなんとなくおもちゃを口にするように、抵抗なくうんちも食べてしまうこともあります。

反対にフードメーカーによっては、食欲をそそる香料が含まれているものもあり、うんちからその匂いがすれば、犬によっては口に入れたくなる衝動にかられることもあるようです。

各メーカーのフードの違いは、排泄物に一番よく現れ、硬いうんちや柔らかめのうんち、臭いのしないものや、臭いの強いものなど様々です。

普段うんちを食べてしまう犬が、いつもと違う形や匂い、感触になった途端に興味をしめさなくなることも少なからずあるので試してみると良いでしょう。

アレルギー体質でフードを変えられない場合や、他のごはんは全く食べてくれないという犬の場合にはフードを変えることは難しいので、おしっこやうんちの匂いをとるおやつも市販されているのでそちらも利用してみることをおススメします。

まとめ

食糞は仔犬時期に多い行動ですが、成犬になっても治らない子もいます。

まずは興味を無くすように工夫し、それでもだめなら食糞防止のサプリやキャベツ、フードを変更してみるなど、色々試して愛犬に効果のある対策をみつけていくようにしましょう。

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