愛犬が可愛すぎて顔をしっかり真正面から見つめようとすると、顔を横にそむけることはありませんか?

犬が目をあわせようとしなかったり、時に見つめてくる場合には一体どんな気持ちが隠されているのでしょうか?

今回は、目を合わせない理由や見つめてきたときの感情、なぜ排泄中に飼い主を見てくるのか?などについてお話していきたいと思います。

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犬が目を合わせないのはどうして?

人間同士のコミュニケーションにおいて目を合わせないのはやや問題ですが、犬の「目を合わせない」仕草にはきちんと意味があります。

犬は、正面から真っ直ぐ見たり、見られたりすることが本来苦手です。

もともと群れをつくって生活する動物だった犬は、基本的にボスや格上の存在相手に真っ向に立つということは、ほとんどありません。

犬に限らず、猿などもそうですが群れを成す動物が目を合わせるということは威嚇や攻撃態勢になっていることを表します。

犬が目を合わさないのは、「ボクに攻撃の意思はありません」と伝えているサインなので、飼い主が嫌いなわけではありません。

よく飼い主が抱っこをしたままあまりの可愛さに愛犬に顔を近づけると、愛犬が横を向いてしまうことがあると思います。

抱っこという形で身動きが取れない状態にされ、完全に服従しているからです。

反対に真っ直ぐ目を見開いて動じず、相手をじっと見てくる場合には威嚇や攻撃の気持ちを持っているサインでもあります。

愛犬であればある程度の感情は読み取れますが、散歩中の犬などじっと見ているからといってむやみに近づくと吠えられたり威嚇されたりすることもあるので、関係が作れていない犬に対して真正面からじっと見つめるのは避けるようにしましょう。

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犬は見つめると目をそらすのはなぜ?

犬にはいろいろな感情の見つめ方がありますが、見つめていて目をそらす仕草にはおおまかに2つの意味合いがあります。

① 嬉しくてテンションが上がってしまう気持ちを抑えようとコントロールしているとき
② 気まずい気持ちや困ってしまったとき、好きじゃないことをさせられるのを察知したときなど

おやつやおもちゃで遊ぶときなど犬が大好きなことをしてあげると、催促気味にうれしくてオスワリをしながら見つめてきますが、飼い主を嬉しそうに見つめつつも目をそらすことがあります。

しつけが入っている犬は、このようなとき自分の興奮を抑えようと目をそらす仕草をします。

冷静さを保とうとしていますが、だいたいの犬は尻尾をぶんぶん振っていて、頑張って嬉しさを爆発させるのを我慢しているからこそ目をそらします。

もう1つは、よく見られる行動ですがわざと聞こえないようなフリをするサインとして、目をそらすことがあります。

ややオドオドした視線で飼い主をみてアイコンタクトをしたあとに、横を向いてみないフリをするなど、いたずらをして怒られたときや苦手なことをするときなどに目をそらすといった仕草をすることがあります。

犬が見つめるようになる理由は?

犬が見つめる理由は様々あります。

また、見つめているときの顔全体の表情でも、思っている感情はだいぶ違います。

例えば、見開いてじっと見つめてくるときには威嚇や攻撃などのサインだったり、要求してきているときに飼い主の目をキラキラした瞳で見つめてくることもあります。

だいたいの飼い主は犬を家に迎え入れた時にしつけの一環として「アイコンタクト」を教えます。

アイコンタクトは人間と同じで、目と目をあわせお互いの反応をみながら、行動を起こすことですが、オスワリやマテ、フセなどのコマンドに対し反応する犬は飼い主を見つめる機会も多いかもしれません。

中でも、うんちをしている最中にふんばりながらも飼い主を見つめてくる犬もいると思いますがこれはこのアイコンタクトやトレーニングの名残りでもあると言えます。

トイレトレーニングをしたことがある犬は、上手にトイレができたご褒美におやつをもらったり褒められる経験をしています。

見つめながら排泄するのは、もう間もなく終わるのでご褒美をもらえると思っている可能性もあります。

それ以外に考えられることは、野生の本能として周りに敵がいないか見渡す習性で近くにいるのが飼い主であるという認識をしたくて見つめているとも考えられます。

アイコンタクトのしつけが行き届いている犬だと、飼い主が排泄中に終わったかどうかを見ている様子をアイコンタクトと思って、見ている可能性もあります。

まとめ

いずれにせよ、犬は真正面から見つめる動物では基本的にありませんが、見つめられた時や目をそらすときにはなにかしらの感情や気持ちが含まれているので、尻尾や耳の位置全体の表情をみて意思疎通ができる関係になることが好ましいでしょう。

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