犬が下痢になったとき市販のビオフェルミンは与えても大丈夫なのでしょうか。

その場合どのぐらいの量を与えてもいいのでしょうか?

今回は犬の下痢に人間用のビオフェルミンを与えていいのか、大正製薬さんのホームページを参考にしながら確認していきたいと思います。

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犬の下痢にビオフェルミンがいいの?

ビオフェルミン製薬の製品一覧をみると一般向けに販売されているビオフェルミン製品は7つありました。

7つの製品の中で唯一年齢範囲が広く、副作用や気になる注意点がないものは「新ビオフェルミンS」でした。

また、新ビオフェルミンSには、粒のタイプが2つあり「細粒」タイプが乳幼児3か月以上から服用可能でした。

新ビオフェルミンS錠剤タイプは5歳未満は服用しないことと書いてあったので、犬が服用していい可能性があるものは「新ビオフェルミンS細粒」タイプが最も高いと言えます。

<新ビオフェルミンSの3つの特徴>大正製薬HP参照

効能
整腸(便通を整える)・軟便 ・便秘 ・腹部膨満感

配合成分
コンク・ビフィズス菌末・・・主に大腸にすみつき、乳酸と酢酸をつくり、整腸効果をたかめます。
コンク・フェーカリス菌末・・・主に小腸にすみつき、すばやく増えて乱れた腸内菌叢を整えます。
コンク・アシドフィルス菌末・・・主に小腸にすみつき、乳酸を多くつくり、有害菌を抑えます。

添加物
トウモロコシデンプン、デキストリン、アメ粉、沈降炭酸カルシウム

配合されている成分自体は、整腸効果に優れていますが下痢を止めるものではなく、軟便や下痢気味の症状を改善するための整腸剤と言えます。

パウダー状なのでフードにかけたり飲み水に混ぜやすく、腸を整えるヨーグルトやサプリに近いものと考えていいでしょう。

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犬が下痢の時ビオフェルミンの量はどれぐらい?

ビオフェルミンは実際動物病院で処方されることもありますが、一般に市販されているものとは違います。

動物病院処方のビオフェルミンは、抗生物質と一緒に併せて服用してもある程度その効果が比較的落ちないような乳酸菌を使用しています。

一般のビオフェルミンの場合も、処方されるビオフェルミンも個体差で服用する量も違います。

例えば「新ビオフェルミンS細粒」は年齢3カ月~ 4 歳で1/3g(=添付のサジ1杯分)1日服用3回になります。

これを犬の量に換算すると、ごくごく少量でいいことがわかります。

与える場合には、一度に沢山あげるのではなく指に付けて舐めさせる程度から始めるようにしましょう。

すでに慢性的な下痢や、下痢の原因が腸内バランスではない場合には、そちらを治療するのが優先されます。

抗生物質を服用している場合には市販のビオフェルミンを服用させることで効果が半減する可能性もあることは頭に入れておきましょう。

動物病院によっては市販のビオフェルミンでもOKというところもあるようなので、一番は動物病院にどのぐらいの量を与えるのが適量か聞くのが一番です。

犬が下痢したら薬は人間用のものでもいいの?

犬が下痢したとき薬は人間用のものでも大丈夫とは断言することはでません。

新ビオフェルミンS細粒は腸内バランスを整えることで下痢になりにくくしたり、軟便を改善したりします。

ビオフェルミンを服用して改善されればとくに問題ありません。

慢性的な下痢が続く、一向に改善が見られない場合には腸内環境を整えるだけでは足りない、内臓系の疾患などが隠れている可能性もあります。 

その場合には、動物病院に行き詳しく検査してもらうほうが良いでしょう。

すでに慢性疾患があって抗生物質や服用している薬がある場合には飲み合わせの問題もありますので、獣医師に確認することが一番です

特に健康に問題がない場合には、ヨーグルトやサプリを与える感覚で市販のビオフェルミンは与えても健康を害することないですが、自己責任の上服用させるようにしてください。

まとめ

犬の下痢が腸内環境バランスが悪いことが原因の場合には、ビオフェルミンで改善されることもあるようです。

与える場合には、容量は人間の用量を基準に犬の体重を踏まえて与えますが、極々少量から始めてください。

数日経っても改善されない場合には腸内環境以外の病気の可能性があるので早めに受診するようにしてください。

ビオフェルミンを与える場合には自己責任の下与えてください。

一番は獣医師さんに与えても問題ないか、用量はどのくらいかを確認するのが良いでしょう。

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