私の初代の愛犬は外犬で、よくマダニを着けて皮膚炎を起こしていました。

見付けたら取るようにしていたのですが、身近なアレで駆除出来るなんて想像もしていませんでした。

今回は、犬の体に巣来るマダニの駆除の仕方を見ていきます。

取り方のコツも今回おさえておきましょう。

放っておくと酷い皮膚炎になってしまいますので、シッカリと手入れをして守ってあげましょう。

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犬にマダニが付いたときの取り方は?

先ず、マダニが付くとどんな害が及んでしまうかまとめておきます。

・皮膚炎

マダニに噛まれると吸血されて、皮膚炎や場合によっては貧血状態にまで至ります。

・重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

これは、マダニが人間に及ぼしてしまう害で、発熱・嘔吐・血尿などが発症します。

ペットが草むらの中に行った後は必ず確認しておきたいですね。

・マダニの歯や頭部が残り感染症を起こす

マダニの体を無理に引っ張るとマダニの頭が取れて体内に侵入し、細菌感染症を引き起こす事があります。

マダニを取る方法は次のような方法があります。

①散歩後のブラッシング

草むらや屋外に潜むマダニをブラッシングで取り去ってあげる事が出来ます。

散歩後だけではなく、常に毛の手入れはしてあげたいですね。

②ピンセットで取る

次の項目で詳しく取り上げますが、マダニの体内には卵がある場合があるので、繁殖しないように正しく取り除く必要があります。

③シャンプー

愛犬の皮膚を守るには正しいシャンプーが必要です。

特に、目の周りや耳、お尻などの 虫が付きやすい部分は清潔にしてあげましょう。

犬についたマダニはピンセットで取るの?

犬専用のマダニ駆除用ピンセットがあります。

また、消毒用のアルコールを湿らせた布を患部に乗せて包み込み、マダニが動き始めたら取り除くという方法もあります。

ここでは、いくつかの駆除方法を見ていきましょう。

普通のピンセットでは先が尖っているため、マダニを潰してしまう恐れがあります。

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以下の点に注意して慎重に駆除しましょう。

■吸血していないペタンコの状態の場合は意外と取りやすい

平櫛でブラッシングして取ってあげる事も出来ます。

吸血して膨らんでいる場合は慎重に取り除く必要があります。

噛みついているマダニを引っ張り取らないように気を付けましょう。

マダニを潰してしまうと、恐ろしい数の卵が散乱すると言われています。

■トリミングに連れて行く

獣医やトリマーに駆除してもらう事は良い方法です。

これが最も安全な方法です。

■ピンセットで取り除く場合

・引っ張らずに、ネジを回すようにひねって取る。

・酢を湿らせた布でマダニを浮かしてピンセットで取り除く。

犬についたマダニは酢で取れる?

マダニは酢の臭いを嫌います。この作用を利用して、マダニを駆除する方法を最後にあげていきます。

①酢と水を1:1で混ぜたものをスプレーに入れて、犬の体全体にスプレーします。

特に、マダニが目に見えている部分にはスプレーの後ピンセットなどで取り除き、酢の入った紙コップに投げ入れるなどの駆除をします。

②目の周りなどデリケートな部分には酢の原液をコットンに染み込ませて、目に入らないようにマダニを包んでから取り除きます。

マダニの生態を知って予防する事も出来ます。

■草むら(草や葉っぱの裏)に潜んでいる

■15℃以上の暖かい気候を好みます。

しかし、冬でもマダニの観測がされているので、油断は出来ません。

■クモやサソリのように8本の足と強い歯を持ち、動物や人間が通り抜ける時に飛び掛かって付着します。

予防には『動物用医薬品』のノミ・ダニ除去剤をお勧めします。

また、寝床やおもちゃなど定期的に掃除または乾燥機にかけて除去するようにしましょう。

まとめ

マダニの恐ろしさや害を知ると早期発見して駆除する事が何よりも大事である事が分かりますね。

マダニの嫌いな酢のスプレーで皮膚を噛んでいる状態を変えてから除去する方法も見ていきました。

予防するためには普段から犬と寝床をよく手入れして、散歩の際には草むらを避けるようにも出来るかもしれません。

獣医さんに行く際には、マダニ対策や駆除薬についても聞いておく事が出来ます。

可愛い家族をマダニの標的にならないように守ってあげてください。

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