飼っている愛犬の鼻をふと見てみると、大きく腫れていたり赤かったりして痛そうだなと感じたこと、ありませんか?

何かの病気かもしれない、そうとなると不安でたまらないですよね。

そこで今回は、犬の鼻の腫れについて、詳しくご説明してまいりたいと思います!

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犬の鼻が痛そうな時はどうすればいい?

愛犬が鼻を痛がっているしぐさを見せたりそれに合わせて鼻が腫れていたりするとき、かわいそうで何か原因を探って助けてあげたいと思いますよね。

原因がわかれば、応急処置をする、ようすを見る、病院へ行くなど適切な選択をすることができます。

まずはよく観察してみましょう。

出血やかさぶたはありませんか?

もしかしたらケガを負っているかもしれません。

それまではいつも通りにしていたのに、急に腫れてきた場合、食事や接触、ハチ、ワクチンなどによるアレルギー反応が原因となっていることが多いと言われています。

しかし、急に腫れてきたわけではなく、ゆっくり少しずつ腫れてきていて、大きくなるまで飼い主も気付かないときもあります。

そういったときは、腫瘍や歯周病などの病気であることも考えられます。

腫れてきたときのようすを観察するのも大切ですが、日頃から観察やケアをしておくと、早期発見・早期治療へとつながりますよ。

犬の鼻が腫れているけど大丈夫?

では、犬の鼻が腫れる原因について、お話していきましょう。

考えられるケース1:虫刺され

屋外で飼っているときや散歩中に虫に遭遇して刺された場合、特にハチですが、すぐにパンパンに腫れてきます。

鼻だけでなく、顔全体が腫れて、いつもの2倍以上顔が腫れあがってしまうことがあります。

考えられるケース2:食物アレルギー

アレルギーの要因となるものを食べると、犬でも発疹やかゆみ、粘膜が赤くなったり腫れたりすることがあります。

加えて、嘔吐、下痢、けいれんなど、症状が悪化することもあります。

考えられるケース3:中毒症状

タマネギ、チョコレート、殺虫剤、除草剤など、犬にとって有害なものに触れたり食べたりすると、鼻が腫れることがあるようです。

嘔吐や下痢、血尿、けいれんなどの症状が出る可能性もあり、場合によっては死に至ることも。

中毒の可能性が考えられるときは、すぐに動物病院で適切な治療を受けてください。

考えられるケース4:重度の歯槽膿漏

歯槽膿漏の症状が進行すると、歯肉内部に膿が溜まり、炎症が口内や上あごにまで広がって、顔が腫れてしまうことがあります。

さらに悪化すると、体内に菌が広がってしまうので、顔が腫れるくらい歯槽膿漏の症状が進んでいるのならば、口腔ケアを行う必要があるでしょう。

口腔ケアをする場合は、全身麻酔を施す必要があり、それに伴って麻酔リスクもついてきます。

口腔ケアをするときは、動物病院の先生とよく相談の上、決めてくださいね。

考えられるケース5:腫瘍

腺がん、扁平上皮がん、骨肉腫などの腫瘍が鼻の粘膜や鼻の奥、口腔内にできてしまい、それが原因となって、鼻が腫れる場合があると報告されています。

早期発見ができれば、転移も確認されず、切除して治療することができますが、早期に発見できずある程度がんが進行していれば、また、がんの場所や転移の有無によっては、治療が難しいこともあり、設備の整った動物病院へ行かなくてはいけません。

がんになる原因はわかっていませんが、遺伝、再発する炎症、ウイルス感染などが引き金となっているのではないかと予想されています。

考えられるケース6:感染症

ジステンパーやケンネルコーフなどのウイルス感染や、大腸菌、ブドウ球菌、連鎖球菌などの細菌感染によって、鼻に炎症が起き、鼻水が大量に増えたり鼻が腫れたりする症状が見られています。

食欲低下、発熱、下痢、肺炎、咳などといった症状もあり、犬にとっては負担となるので、動物病院での治療をした方がいいと言えますね。

考えられるケース7:副鼻腔炎

粘り気のある鼻水が多く出て、常時鼻が詰まっているような状態で、ズルズルと鼻水をすする音がしたりくしゃみが出たりして、それがひどくなったら鼻が腫れあがってしまうことがあります。

痛みも伴うこともあり、結膜炎も併発して目ヤニが出ることもあります。

慢性化すると蓄膿症になってしまい、さらに苦しい思いをすることになるので、なるべく早く病院での治療が必要となります。

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犬の鼻が赤いときは何かつけたほうがいいの?

鼻が赤く腫れているときに考えられるのは、ハチに刺されたか、食物アレルギー、もしくは外傷で出血しているかというケースが考えられます。

この場合、何か塗ってあげた方がいいのかな?と思いがちですが、できれば何も塗らない方が良いとされています。

以下、詳細をお話していきましょう。

まず、ハチに刺されたとわかっているならば、ハチの針を抜いてあげてよく冷やしてあげましょう

処置のあと、または犬が痛がったり嫌がったりする場合は無理に処置せず、動物病院へ行きましょう。

次に、食物アレルギーの場合、症状が進んで嘔吐や下痢、けいれんなどを起こすと大変です。

その上、アレルゲンがわからないまま生活を続けていると、また同じ状況下になってしまい、犬にも負担が大きくなってしまいます。

何のアレルゲンがあるのかを知って食べてしまわないためにも、動物病院で検査をする必要がありますね。

最後に、外傷の場合は、患部をよく洗い止血して、消毒液をかけておきましょう。

鋭い傷なら早く縫う治療をすると早く治りますよ。

軟膏は、傷の再生が遅くなると言われているので、塗らないようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか?

虫刺されからがんというように、小さい原因から大きい原因まで、鼻が腫れるきっかけはさまざまです。

どのケースにしても、日頃から犬のようすをチェックしておいて、何が起きても対応できるようにしておくと良いでしょう。

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