犬のトリミングは自分ですると難しいというイメージがあります。
でもコツさえ覚えれば出来るようになるものです。
最初から散髪をする意気込みで向かうより、機械やハサミに慣らしてから行う方が良いようです。
今回はトリミングのコツと犬をリラックスさせるポイントを抑えてみます。
かわいい犬の素敵なトリミングに役立ててください。
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犬がトリミングで暴れる時はどんな時?
人間でも同じですが新しいものに対する恐怖心は犬も同じく表れます。
特に、バリカンの音は犬にとって聞き慣れないもので一度怖いと感じると音がしなくても怖がってしまいます。
また、トリミングで暴れてしまう犬の多くはトリマーとの相性や嫌な思いをしたトラウマがあるからかもしれません。
例えば、以下のような要因があるかもしれません。
■バリカンの音が怖い
トリマーとの相性やバリカンの音がトラウマになってトリミングを嫌がる犬もいます。
バリカンを使わない場所を選ぶか、家でバリカンの音に慣らせる事が出来ます。
カットをする数日前にバリカンの音や形を教えてみましょう。
■ドライヤーの音を嫌がる
ドライヤーを嫌う犬は多くいます。
これは、回数を重ねていくうちに犬がシャンプーを好きになってドライヤーを嫌がらなくなる事を待つ事が一番大切です。
ただ、温度や押さえつけなどドライヤーの時に不快な思いをしてトラウマになってしまう場合もあるので、気を付けてあげましょう。
犬のトリミングって自分でできるの?
トリミングを家で行う場合には時間に余裕がある時にしましょう。
焦ってカットしても良い仕上がりにはならないかもしれません。
犬の種類に寄ってカットの仕方が変わりますが、基本的には以下の順番でゆっくりカットしていきます。
先ずはブラッシングをして、毛玉などは先にハサミで切っておく事も出来ます。
バリカンのアタッチメントを皮膚に軽く当てるようにしてカットしましょう。
①背中~お尻にかけて
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犬の体を固定出来たら、背中をカットします。
②足とシッポ
押さえないように足を固定して上から下に向けてカットします。
③顔と頭
犬のあごを手のひらに乗せるように固定して顔周りをカットしていきます。
毛の長い部分はハサミできれいに揃えましょう。
④胸
犬が後ろ足で立てる場合は前足を片手で持ち上げて胸周りをカットします。
背中に負担が大きい犬の場合は寝転がしてあごが上がるように固定してからカットしましょう。
⑤肉球周りや目・口の周りなど
足の裏をカットする場合は、1本ずつ足を蹴り上げた状態で固定してカットします。
目や口の周りはコームでといてハサミでカットしていく事が出来ます。
犬のトリミングの簡単なやり方は?
月に一度はトリミングをするという声をよく聞きます。
最初はうまく出来なくても回数を重ねるうちに上達していきます。
トリミングの用具としてはバリカン・ハサミ・隙バサミ・コーム・平櫛などがあるでしょう。
①バリカンを使う
最初から毛を刈るのではなく、音を覚えさせましょう。
スイッチを入れない状態で臭いをかがせたり、犬の体にくっつけて安全である事を確認させます。
怖がらない様子なら、スイッチを入れて最初はかくして音だけを聞かせます。
慣れてきたら、バリカンを見せてスイッチを入れます。
ここまでの工程で怖がっていないようなら使う事が出来るでしょう。
②ハサミを使う
隙ハサミとコームでトリミングする事も出来ます。
機械音が苦手な犬には時間が掛かってもこちらの方が良いかもしれません。
ハサミを使う場合は犬の体の固定と刃先に十分注意してカットしてあげましょう。
トリミングの場所は、飼い主の作業がしやすい台の上が最も適しています。
二人で行う方が作業しやすいかもしれませんが、工夫して一人でもきれいにカット出来るようになる人も多くいます。
犬が台から落ちないようにだけ気を付けてあげてください!
まとめ
最後に、トリミングの際最も大切なのは犬に声をかけてあげる事です。
笑顔で優しくトリミングをする事で、犬の恐怖心を取り除いてあげる事が出来ます。
最初は誰でもうまくいかないものですから、直ぐに諦めてしまわず何度かトリミングをしてみましょう。
プロの人の様子を観察出来るならそれも良い方法と言えます。
頑張ってください!
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