飼い猫が嘔吐する理由としては、年齢やエサとの関係、食べ方など色々な要素が関係しています。
特に心配なのは、嘔吐物の色やその後のネコちゃんの様子などがあります。
今回はネコちゃんの気になる嘔吐に焦点を合わせて、原因と対処法を見ていきます。
すぐ治る場合もあれば、時間が掛かる場合もあるので、参考にしてください。
それではさっそく見ていきましょう。
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猫は吐くのが毎日でも大丈夫なの?
ネコが吐く原因には以下のようなものがあります。
・エサが合っていない
ネコの年齢に合ったエサを与えていない場合、またはエサに油分など余分な添加物が多く含まれている場合など。
・胃の調子が悪い
ネコちゃんの胃腸の調子が悪い場合にも嘔吐してしまいます。
・早食い
丸呑みしている場合や、エサが多すぎる場合など気分が悪くなって吐いてしまう事があります。
・誤食している
ビニールやおもちゃなどエサ以外のものが胃に入って吐き気をもたらしている場合があります。
この場合には受診して異物を吐き出させるか、吐き出せないようであれば手術が必要です。
・寄生虫が胃に住んでいる
嘔吐以外に、発熱や下痢といった症状を見たらウィルスが原因かもしれません。
吐いた後にケロッとしているなら様子を見て、必要であれば受診した方が良いです。
応急処置としては抱きかかえない様に大きめのバスケットに入れて病院に連れて行くことです。
お腹を圧迫する事で、誤嚥など内臓の奥に異物が入る込むのを避ける事が出来ます。
猫が吐くときに茶色い液体みたいなのが出るのは何?
通常ネコの胃液は無色で無臭なので、色が付いている時や色や臭いが病気の早期発見に肝心です。
また、ネコが頻繁に・食後に吐くなども重要なポイントです。
病気のサインを見逃さないように、嘔吐物を片付ける前に観察しましょう。
特に、黄色や茶色の液体が出る場合は以下のような原因があるからかもしれません。
■胆汁が逆流している
「胃運動低下症」という病名が付く胃の病気の場合、胆汁が逆流して吐いてしまう事があります。
原因としては色々なものがありますが、胃の負担を減らす食餌療法がメインになってきます。
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■腸閉塞
おもちゃや飲み込んではいけないものが原因で吐いている場合もあります。
嘔吐物に色が付いている場合や、臭いが強いものが多いようです。
獣医さんに相談して必要であればレントゲンを撮ってもらいましょう。
■エサがネコちゃんに合っていない
これが最も大きな原因のようです。
エサの種類や量を替えても変化が見られない(嘔吐を繰り返す)場合は獣医さんに相談しましょう。
エサは年齢やサイズに合わせて、消化の良いエサを与えるようにしましょう。
猫が吐くと病気なの?
では最後に、病気について見ていきましょう。
心配である場合には迷わずに獣医さんに相談して受診しましょう。
■心配が要らない例
早食いや、食べ過ぎなどが原因で吐いてしまう事は、子猫には特に多い事です。
嘔吐した後にケロッとして元気に遊んでいる様子であれば、心配が要らないと言えます。
ただ、何度も吐いてしまう場合などはエサが合っていないか、その他の原因があるからかもしれません。
■心配な例
①腸や内臓に寄生虫がいる
嘔吐以外にも下痢や食欲不振などの症状が併発している場合が多くあります。
虫下しや、血液検査が必要になります。
早めに受診して処置を始めましょう。
②尿毒症に掛かっている
腎臓機能が低下してやがて尿毒症に至ってしまいます。
これは嘔吐以外にも、おしっこの量が少ない・食欲がない・痙攣するなどの異変が見られますから、気が付いたらすぐに受診しましょう。
③肝臓や膵臓の炎症または病気
太り過ぎや脂肪分の多いエサの食べ過ぎなどが原因で脂肪肝になってしまい、病気に発展するケースがあります。元気がない・食欲がないなどの様子が見られたら気を付けてあげましょう。
④糖尿病
人間と同じく、血糖値が高い事が原因しています。
やや太り過ぎのネコちゃんは要注意です。
この病気に掛かると飼い主さんがインシュリンの注射をしてあげなければならなくなります。
まとめ
その他にも、ストレスや緊張で吐いてしまうネコちゃんもいます。
症状が現れてからでは、遅いもしくは治療に時間が掛かる病気も存在します。
また、繊細なネコちゃんほど、ストレスフリーでスキンシップをたくさん取ってあげなければならないかもしれません。
ペットの健康を見守ってあげられるのは飼い主のあなただけですから、いつもと様子が違うと思ったら、小さい事でも獣医さんに相談してみましょう。
お大事にしてくださいね!
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