愛犬の下痢が水っぽいわけでもなく、ゼリー状の下痢をしていたらどんな対処をしたら良いのでしょうか。
食事はいつも通り与えてもいいのでしょうか。
今回はゼリー状の下痢の場合に考えられる原因と、症状がでたときの対処の仕方や動物病院へ行くタイミング、食事の方法についてご紹介していきたいと思います。
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ゼリー状の下痢を犬がしたらどうすればいい?
下痢は腸で何か異常が起こっている時に見られますが、腸のどの部分に異常があるかによって症状の出方が違います。
ゼリー状の粘膜便が出る場合には大腸性下痢の可能性があります。
大腸性下痢は大腸の病気が原因で起こる下痢で、象徴性の下痢とは逆で一回あたりの便の量が少なく回数が増えるのが特徴です。
便に粘液が混じることが多く、排便姿勢を何度も取るしぶりが見られることもあります。
食欲が落ちていなければ大腸性下痢の場合には基本的に体重が減ることはありませんが、大腸癌の可能性がある場合には痩せてくることもあります。
数日様子をみて、まだ続くようであれば病院を受診してください。
ゼリー状の粘膜便をする原因は以下の通り様々な要因があげられます。
・食餌変更によるもの、過食、アレルギーなど
・ストレス
・ウィルスや細菌の感染性腸炎
・大腸の腫瘍やその他疾患
慢性化している場合には、その原因を取り除けばまた落ち着きますがまた何かのきっかけで再発することもあります。
その場合には、前もってお薬を処方して都度対処したり、サプリメントなどで体質改善をするなども1つの方法です。
症状が他に嘔吐や、腹痛、食欲不振や体重減少がみられる場合には早めに動物病院にかかるようにしてください。
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下痢 をしている犬の食事は?
下痢をしているときの食事方法は、下痢の状態のほかに犬に元気があるのか、食欲があるのか、嘔吐はないかなども含め総合的に判断する必要があります。
犬が下痢をしているけれども、元気で食欲もあり嘔吐がないときには、通常通りの食事で様子を見てあげても構いません。
ですが下痢が1日以上続いている場合には、一度6~12時間程度食事を抜いて愛犬の様子を見てみましょう。
水は通常通りで大丈夫です。
食事の時間を空けてみて、便が通常の硬さに戻るかどうかを確認ます。
下痢の理由には、食べ過ぎやストレス、胃腸の働きの悪さも考えられるため少し腸を休憩させてあげます。
通常の下痢であれば1~2日あれば改善されることがほとんどです。
とくに問題がなく元気そうにしていればその後の1回の食事量を減らして、少量ずつあげてみてください。
6~12時間開けたあとも、まだゼリー状の下痢をするようであれば深刻な問題を抱えている可能性も考えられるので病院を受診するようにしてください。
下痢をしていて元気もなく食欲もない場合さらに嘔吐もある場合には、無理に食べさせずにすぐに病院へ連れていきましょう。
下痢をしている犬は絶食したほうがいい?
下痢の原因によって違いますが基本的には絶食と輸液と下痢止めの薬を投与するのが動物病院では一般的な治療になります。
犬の下痢やその他全体の状態によっても異なりますが1日~2日間程度、絶食させます。
絶水はふつう24時間以内にします。
脱水症状を避けるために動物病院では輸液をしながら絶食絶水を行い、絶水中に犬があまりにも水などを欲しがる場合には、氷を少量与え様子を見て治療していきます。
絶食後は腸がびっくりしないように、消化に良い食事をいつもの半分ぐらいの量からスタートさせ与えていきます。
自宅で犬が下痢をしていて様子を見る場合には、数日絶食を試みるのではなく、まずは6~12時間程度絶食させて便の様子を見てください。
それでも便の調子が戻らない場合には、動物病院にかかるようにしその後の処置をしてもらうようにしましょう。
主治医には「〇時間食事は抜いて様子を見ています」と便の状態も含めて、きちんと伝えるようにしてください。
まとめ
今回は、ゼリー状の下痢をした場合に考えられる原因と対処法、動物病院へ行くタイミングや様子の見方についてご紹介しました。
下痢の原因には食事やストレス、基礎疾患やアレルギーなど様々な要因が考えられるため愛犬の様子をしっかり観察することが大切です。
絶食は半日程度にし、腸を休ませて様子を見てあげるようにし、その後改善が見えない場合には動物病院にかかるようにしてください。
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