おうちで飼っている犬の目元をふと見てみると涙を流していた、このような経験はございませんか?

人間と同じように悲しかったり嬉しかったりと感情によって泣いているのか、何か病気を患って泣いているのか、気になるところですよね。

よく見ると、その涙が茶色に変色していることも。

そこで今回は、犬が涙を流すときの理由について、詳しくお話していきましょう。

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犬がいつも涙を流すのはどうして?

私たち人間は、悲しいことがあると涙を流します。

犬も感情は持ち合わせており、楽しい、悲しい、怒りなど、人間と同様いろんな感情があります。

しかし、人間とは違い、犬は涙を流すという行為に関して、感情とリンクすることはないと言われています。

ではどうして犬は涙を流すのでしょうか。

その多くは目に異物が入って痛みを感じている、またはどこかケガをしているか病気を患っているかが原因であると考えられます。

まず目を観察して何か異物が入り込んでいないかを確認しましょう。

それで何もなければ、外傷など身体に異常がないかを調べてあげてください。

犬の涙が茶色の時があるけど大丈夫?

涙って、ふつう透明の色をしていますよね。

でも、犬の目元をよく見ると、茶色くなっていた、または茶色の涙を流していたということはありませんか?

どうして涙が茶色く見えるのでしょうか?

それは、茶色い涙を流しているのではなく、涙が溜まって流れることで毛が茶色く染まってしまっていることが考えられます。

これは涙やけという減少で、これ自体は病気ではないのでご安心ください。

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ただ、涙がたくさん出ているということに関しては病気であることも考えられるので、涙が出る原因を追究する必要はありそうですね。

犬が涙を流すのは何か病気なの?

犬が涙を流す病気としては、チェリーアイ、結膜炎、角膜炎、流涙症の4つの病気が考えられています。

チェリーアイとは、瞬膜というまぶたの裏にある瞬膜腺が体外へ飛び出してしまい、目が腫れてしまう病気です。

先天性の遺伝の他に、外傷や目の奥の腫瘍が原因として発症します。

それだけでなく、結膜炎や角膜炎につながる可能性もあるので、目が腫れているときは注意が必要です。

結膜炎は、まぶたの内側の結膜が炎症を起こす病気で、ゴミやホコリが入ることが原因で細菌感染を起こし発症します。

涙が出るという症状の他に、目やにが出る、目を細める、まぶたの裏側、炎症を起こしている箇所が赤くなるなどが見られます。

角膜炎は、角膜という眼球を守る働きをしる透明な粘膜が炎症を起こす病気で、逆さまつげや外傷、結膜炎の悪化が原因と言われています。

シャンプーが目に入ることでそれが刺激となって起こるとも言われているので、シャンプーのときは注意したいところですね。

涙が出るという症状の他に、目やにが大量に出る、まばたきの回数が増えるなどが見られ、悪化すると角膜に穴が開いてしまう場合もあります。

流涙症とは、結膜炎や角膜炎が原因となって鼻涙管という涙の通り道が詰まることで起こる病気です。

涙が大量に出て溢れ出る状態が続くのが特徴的です。

これらの病気の可能性があるときは、速やかに動物病院へ連れていきましょう。

まとめ

いかがでしたか?

犬が涙を流しているときは悲しいなどといった感情のせいでなく、何か身体に異変があるときに流すことが多いです。

その異変に気付いてあげて、すばやく対処してあげてくださいね。

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