猫の肉球はプニプニしていて可愛らしいですね。

時々、肉球を見て色や温度、外傷などがないかをチェックしてあげる事は大切です。

また、猫は体温調節が必要な時など肉球から汗が出る事があります。

今回は、この肉球にまつわる質問に答えていきます。

ぜひ参考にしてください。

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猫の肉球を見えれば病気がわかる?

肉球は脂肪で出来ています。

ですから健康な肉球では弾力があり、艶があって、毛に近い色をしています。

ところがこの肉球が外傷や病気で以下のように変化してしまう事があります。

■弾力がない・硬い

「形質細胞性足底皮膚炎」の場合、猫が歩きづらくしていたり、腫れや皮膚の硬変などが見られます。

「外傷」・「やけど」は、猫同士のけんかの後や暑い日にアスファルトでやけどをしてしまった時などが考えられます。

■色が変わっている

元の色よりも薄い場合、貧血や低血圧など健康に関わる病気を伴っている場合があります。

また、元の色よりも濃い場合にも、「大動脈血栓塞栓症」といった大きな病気が潜んでいる場合があります。

気になる他の症状が見られたら、直ぐに受診をしましょう。

■腫れている

外傷からばい菌が入り込み、重度の場合には化膿してしまうケースもあります。

足の裏ですから、治療にも時間が掛かり猫にとってもストレスになりやすいので、早めにケアしてあげましょう。

猫の肉球の色によって病気がわかるの?

肉球の色から病気の症状を早めに知る事も大切です。

猫がお昼寝をしている隙に、健康チェックをしてあげましょう。

肉球の色が以下のようになっていませんか?

■赤い・普段よりも濃い

外傷をしているか、皮膚病に掛かっている事があるかもしれません。

肉球に出血などがないかを確認して、先ずは、ぬるめのお湯できれいに洗ってあげましょう。

歩かないなど改善が見られない場合は、受診をして医師の診断を尋ねましょう。

■白い・普段よりも薄い

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血の循環が何らかの原因で悪くなっている事が考えられます。

肉球が冷たい場合の同じくそう言えます。

発熱・風邪症状などがないかをチェックして、必要であれば受診をしましょう。

■紫・青紫

中高齢の猫は「肥大型心筋症」という心臓病を発症する場合があります。

この病気は、進行が早く直ぐに治療をしなければ命にも関わってしまう事があるため、

早期発見と治療が欠かせません。

■黒いブチ

加齢によるシミの可能性もありますが、腫れや出血が見られる場合には受診をしましょう。

猫が肉球にすごい汗をかいているのは病気なの?

私たちは皮膚の至る所に汗をかきます。

しかし、 猫は汗が出る汗腺が皮膚ではなく、肉球にあるため、肉球が汗をかく事はよくあります。

特に、以下のような時に汗をかくようです。

■温度調整

暑い時、肉球が乾燥しているため滑りやすくなっているかもしれません。

湿度を保ち、汗をかく事で体温を調節する事があります。

もちろん元気であれば、健康に問題はありませんがあまりにも暑がっている場合には空調調節をしてあげる事が必要があるかもしれません。

■緊張・興奮

人間と同じように、緊張や興奮状態の時に手に汗を握る感覚で肉球が汗で濡れている事があります。

緊張している状況が把握出来ている場合には、問題はありません。

ただ、長期に及ぶ場合には問題を見定めて解決を図る事が出来るかもしれません。

■極度の恐怖感

予防注射や病院に行った時の怖い思い出から、恐怖感を感じて大量の汗をかくかもしれません。

飼い主さんが撫でてあげて安心させてあげるようにしましょう。

■病気から

皮膚炎になって肉球を気にしているのかもしれません。

気になる症状が見られたら獣医さんに相談して指示を仰ぎましょう。

まとめ

肉球にまつわる猫の病気を見ていきましたが、いかがでしたか?

猫は具合が悪くても飼い主さんに弱みを見せない所があります。

ですから、いつもと様子が違うなと感じた時には、先ずスキンシップを取りながら肉球をチェックしてみる事も出来ます。

特に、皮膚病は進行すると回復に時間が掛かり猫ちゃんに可哀想な思いをさせてしまいます。

出来るだけ早めに気が付いてあげられるようにしましょう。

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