猫の肉球には様々な役割があります。
弾力感や色の変化などで体調や怪我を発見出来る事もあると言われています。
今回は、猫の肉球がいつもと違う時に備えて対処方法や応急処置の方法を見ていきます。
もしもの時に備えて、知っておきたい対処方法を中心に取り上げています。
ぜひ参考にしてくださいね。
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猫が肉球を怪我してるか日頃のケアで確認!
健康な肉球は猫の毛の色に近い色をしており、プニプニと弾力があり、保湿されています。
肉球が怪我をして痛い場合には次のような仕草が見られるかもしれません。
・肉球を舐めて怪我を治そうとしている。
・歩き辛そうにしている。
・腫れや色の変化、出血などいつもと異なる症状が見られる。
怪我を発見しやすい状況としては、
・発情期など他の猫とけんかをしやすい時期
・外出から帰って来た時
・飼い主さんの目の届かない所に隠れている時
など、普段と異なる状況から判断出来る場合が多くあります。
スキンシップを取りながら、肉球を触って痛がったり、触られたがらないなどの様子がないかを観察するようにしましょう。
また、以下のような点をチェックして、必要であれば受診をしましょう。
①色
いつもより薄い色、いつもより濃い色、赤い、黒いなど
②弾力がない
硬くなっていたり、弾力がない
③他の症状
汗が多い、発熱、嘔吐などが見られるかどうか
心臓疾患や皮膚病など病気が潜んでいる場合もありますので、獣医さんに相談してみましょう。
猫の肉球を怪我して腫れているときはどうしたらいい?
怪我をしている場合その程度によって処置が異なります。
では実際にどのような処置が出来るのでしょうか?
①火傷
IHコンロなど、熱いと気が付き難い場所に飛び乗って火傷をする猫ちゃんが増えたそうです。
熱中症になるほどの熱さで外に行って、車の屋根やアスファルトで火傷を負ってしまう事もあります。
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軽い火傷の場合には冷やすなどの処置が出来ます。
重症の火傷であれば病院に連れて行く事をおすすめします。
②怪我による出血
ケンカや事故に寄って肉球を怪我してしまう事もあります。
出血していない場合や舐めて治そうとしている場合には、様子を見て必要であれば受診をおすすめします。
しかし、腫れが見られたり、出血している場合には止血して様子を見て受診をするようにしましょう。
止血の方法は、きれいなガーゼを当ててから包帯かハンカチで適当なきつさで固定します。
③深爪など爪が原因で腫れたり熱を出したりしている
爪が長くなっていないかどうかチェックして切ってあげましょう。
傷付いた肉球からばい菌が入って炎症を起こす場合もあります。
猫が肉球を怪我したときの応急処置の仕方は?
最後に応急処置の仕方をおさえておきましょう。
■怪我や腫れを発見
先ず、歩き方や仕草で早期に発見出来るようにします。
怪我をしたであろう状況が分かれば、受診の際に説明しやすいかもしれません。
飼い主さんが慌てている姿は猫ちゃんにとってパニックの原因となってしまいます。
冷静沈着な態度で適切な判断を取るように努めましょう。
■応急処置
特に、大きな怪我で損傷や出血が見られる場合は、清潔な布で止血してから病院に連れて行ってあげましょう。
火傷などで意識がなくなる場合もありますから、箱に入れた状態でできるだけ動かさないようにして病院に連れて行きましょう。
■様子を見る
特に、出血もなくショックも少ない場合には様子を見てから病院に連れていく事も出来ます。
火傷をしている事が分かっている場合には、氷と水の入った袋を肉球に10分以上当てて、腫れを抑える事も出来ます。
■病院に連れて行く
普段から、緊急時に備えて動物病院をチェックしておく事も大事です。
電話サービスでアドバイスを聞けるかもしれません。
まとめ
猫ちゃんにとって肉球の怪我や腫れはつらいものです。
外傷からものであれ、内科の問題からのものであれ、肉球がいつもと違う事は飼い主さんが気付いてあげられる猫ちゃんのサインの一つです。
特に、中高年を過ぎた猫ちゃんは、体の不調や皮膚の乾燥なども見られるかもしれません。
怪我や病気の予防に普段の観察は欠かせませんね。
お大事にしてください!
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