大量の涙が原因で起こる犬の涙やけ。
目の周りの毛色も茶色っぽく変色してしまうこの犬の涙やけ、痛くはなさそうだけど気になるし、何とかしてあげたいですよね。
そこで今回は、犬の涙やけについて、改善方法や取り方について詳しくご説明してまいりましょう。
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犬の涙やけを改善するには?
涙やけを改善するには、まず原因を理解しておく必要があります。
涙が大量に出る原因として、主に5つあると言われています。
一つ目に、目にゴミやホコリ、毛が入る場合。
人間も目にゴミなど異物が入ると、異物を出そうと涙が出ますよね。
犬もそれと同様なんです。
この場合は、ゴミを除去してあげましょう。
毛が入り込んでいるならば、トリミングのときにカットしたりしてもらいましょう。
二つ目に、先天的に涙腺や涙管に問題がある場合。
三つ目に、花粉症や食物アレルギーの場合。
決まった季節、決まった場所で涙が出るということは花粉症の可能性が考えられますが、それに加えて毛色が変かしたりかゆみが発生したりするときは食物アレルギーの可能性が考えられます。
四つ目に、排泄環境が悪い場合、おしっこするごとに濃い黄色のおしっこをしているということは、水分が足りていない証拠です。
水分が体内で少ない状態だと、体内にある老廃物がおしっこというかたちで体外に出せないため、体中の穴という穴、目や耳、毛穴などから湧き出てしまうのです。
五つ目に、涙腺が詰まった状態の場合。
ドッグフードなどに含まれる添加物や質の悪いタンパク質は、涙腺だけでなく、犬の体のあらゆる穴を塞いで詰まらせてしまいます。
さて、原因がわかったところで、おうちでできる改善方法としては、水分をたくさん摂ることと、添加物や質の悪いタンパク質が含まれているドッグフードは控えて、良質で栄養バランスの取れた食事を心がけること、そして十分なお散歩をすることです。
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水分をたっぷり摂ることで排泄を促し、時間をかけて散歩をすることで排泄する機会を多く作ってあげましょう。
また、アレルギーや先天的な問題がある場合は、動物病院へ行くのがベストな選択でしょう。
犬の涙やけの取り方は?
できてしまった涙やけをそのままの状態にしておくと、細菌が増殖しさらなる病気にかかってしまう場合もあるので、ずっと放置しておくのもおすすめできません。
市販で売られているアイボンや涙やけ用ローションをガーゼなどに染み込ませて優しく拭き取るだけでも、涙やけは緩和されますよ。
他には、ホウ酸水を作って拭いてあげる方法もあり、これもおすすめですよ。
ホウ酸も市販で売られているのですぐに手に入りますよ。
作り方としては、150mlのお湯に、3gのホウ酸を混ぜるだけ!
これで約2%のホウ酸水の完成です。
しっかり冷ましてから柔らかいコットンやガーゼに含ませて拭き取ります。
先程紹介した改善方法と合わせて涙やけを拭き取ってあげると、愛犬にとっても気持ちよく、涙やけの症状もだんだん治まっていくでしょう。
犬の涙やけにも重曹がいいってホント?
ホウ酸の他にも、涙やけを拭き取る方法として、重曹を用いると有効であるとよく巷では言われています。
一部では、重曹は口に入れても安全である、ということからおすすめしているところも少なくありません。
確かに環境にも良く食品として体内に入れても安全であると言われていますが、涙やけにとっては、あまりおすすめできないかもしれません。
涙はアルカリ性なんですが、重曹はさらに強いアルカリ性で、目の粘膜には刺激がとっても強く、目に使用するのはリスクが高いと言えます。
また、哺乳類の皮膚は弱酸性を示しているので、重曹と合わせると中和してしまうことから、外的から保護してくれる皮膚の役割が発揮されず、さらにいうなれば涙やけで細菌が存在している上に保護機能がなくなってしまうので、炎症を起こしかねません。
もし使用するのであれば、極端に薄い濃度で使う必要がありますので、気を付けましょう。
まとめ
いかがでしたか?
どうしても不安で、自分では涙やけを拭き取ることができないという方は、動物病院やトリミングサロンでも相談してみてくださいね。
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