犬だって熱が出たり、くしゃみが出たり、下痢をしたり病気になります。
発熱はあらゆる病気のサインとなりますが、そもそも犬の平熱は何度なのでしょうか?
今回は犬の発熱について検証していきます。
平熱と、熱の正しい測り方を見ていきます。
手順さえ覚えればいざという時にも慌てずに対応出来ますね。
ではさっそく見ていきましょう。
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犬の熱の測り方は?
犬の検温は2通りあります。
①肛門で測る
・検温器の先にサランラップを巻いて、ベビーオイルなどで滑りやすくしておく
・犬が十分リラックス出来るようにスキンシップを取ってから尻尾を持ち上げる
・肛門に検温器を3㎝ほど入れる
・検温が終わったら褒めてあげる
特に慣れていない時には、2人で検温する方が安全でしょう。
また、暴れてしまう事も考えられますので、検温器が安全に挿入されている事を常に確認しましょう。
②後ろ足の内股で測る
・リラックスした状態で後ろ足の内股に体温計を挟んで足を閉じた状態をキープする
・4~5分その状態を維持して検温する
平熱(37~39度)よりもやや低めに出るので、普段平熱を図っておく事が大事です。
③その他
次のような様子も発熱の可能性があります。
検温器がない場合など、覚えておくと便利な方法です。
・ハアハアと舌を出して、よだれが出るほど呼吸が荒い時
・耳や鼻などを触ってみて、熱い・乾いている時
・目が充血したり涙ぐんでいる
・元気がない
・ぐったりして散歩に行きたがらない
・震えている
犬の熱の平熱を知っておくと慌てないですむ?
人間と犬の平熱は違います。
また年齢や犬の種類によっては室内を好むものもあり、体温の調整はその犬によって異なると言えます。
ここでは、平均的な体温とそれ以外の体温の時に考えられる問題点と対処法を考えていきます。
■36.5度以下(37度~38度でも平熱より低い場合は要注意)
年齢による低体温や内臓疾患など高熱よりも危険が隠れている場合があります。
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暖かい部屋に入れ、毛布などで犬の体をくるんで温めてあげましょう。
状態が変わらないようであれば直ぐに病院に連れて行きます。
■37度~38.5度
平熱の範囲です。
犬の平熱は人間よりやや高めです。
発熱はしていない場合でも、状態が落ち着いていない場合は受診をしましょう。
■39度以上 (平熱が低い場合は38度でも要注意です)
感染症・膀胱炎・熱中症・肺炎など多くの原因が関係しています。
様子を見てあげると同時に水分補給・保冷に気を付けましょう。
わきの下やおでこなどをアイスノンで冷やしてあげます。
嫌がる様子なら頭痛や吐き気など他の要因があるのかもしれませんから、リラックス出来るように工夫しましょう。
■40度以上
これは犬にとってもかなりの負担になりますので、直ぐに受診しましょう。
犬が熱をだしたときの対処の仕方は?
犬の平熱は36.5~39度が平熱で、それより低くても高くても具合が悪いと言えます。
高熱の場合には体の局部を冷やしてあげると気分が良くなるかもしれません。
冷やす局部としては以下のようなものがあります。
①首周り
②わきの下
③額
④肉球
⑤胴体
一ヶ所だけではなく、順番に各部を冷やしてあげる方が良いでしょう。
ただ、震えている場合や、下痢症状が出ている場合は冷やさずに様子を見る事が出来ます。
また、老犬によく見られる低体温症という気を付けておきたい症状があります。
これは低くなった体温を自力で上げられなくなって体温が低くなってしまう症状です。
・体温が平熱より低い
・元気がない
・食欲がない
・触ると体が冷たい
・息が浅い
などの症状が出たら、低体温症かもしれません。
寝床を温かくしてあげる・室内に入れてあげる・ドライヤーを温めるなどの処置を取ってあげましょう。
様子を見て良くなる傾向が見られない時には、獣医に診てもらうようにしましょう。
まとめ
愛犬の検温の仕方や、応急処置に対する理解は深まったでしょうか?
普段からスキンシップを取って異変に気が付いてあげられるようにしましょう。
また、1歳未満の仔犬や11歳以降(小型犬)の老犬の場合は体温の高低が命に関わる事になりますから、特に注意が必要です。
ペットは家族の一員ですから、健康に過ごせるように見守ってあげましょう。
お大事にしてくださいね。
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