可愛い可愛いペットの愛犬、ふと肉球を見ると赤かったり腫れていたり、そんなときありませんか?

大切な犬だから何か病気にかかってしまったのではないかと不安で心配になりますよね。

そこで今回は、何か考えられる病気やおうちで出来るケアなどをご紹介してまいりましょう。

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犬の肉球が赤いけど大丈夫?

普段の犬の肉球をチェックしていますか?

個体差によってはありますが、ピンクや黒などが主な色だと思います。

しかし、そんないつもの色が赤くなっているとき、どんな病気が考えられるのでしょうか?

まずポピュラーな原因としてあげられる病気は、アレルギー性の皮膚疾患です。

アレルギー性皮膚疾患といってもさまざまで、例えば食物アレルギーやアトピー性皮膚炎、接触皮膚炎など多数の疾患があります。

再発することも多い病気で、かゆみもありそのことから舐めまわしてしまってさらに感染が進み、症状の悪化もたくさん報告されています。

したがって、肉球が赤くなる段階ではまだ軽症であると言えます。

次に考えられるのは、マラセチア皮膚炎

マラセチアはカビの一種で、これが原因となって皮膚炎を起こしてしまうのです。

特に脂が体質的にたくさんある犬に多いと言われています。

この病気は肉球だけでなく脇や股にも症状が現れます。

かゆみも出ますので、きちんと対処してあげましょう。

また、アレルギー性皮膚疾患だけでなく、肉球が赤いうちは症状が軽いのは他の病気でも言えることです。

症状が進むと、次は腫れてきます。

では、腫れているときは何が考えられるのでしょうか?

犬の肉球が腫れているけどどうしたらいい?

腫れているときに考えられる病気は、主に3つあります。

一つ目は、細菌性皮膚炎

肉球と肉球の間や毛穴に細菌が入り込み、それが原因となって炎症を来たす病気で、肉球が赤く腫れてしまいます。

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さらに症状が進むと、かゆみや痛みを起こして歩きにくくなってしまうこともあります。

二つ目は、皮膚糸状菌症

カビの一種である皮膚糸状菌が原因で赤くなったり腫れたりする病気で、免疫力が低下している犬に多く見られます。

犬以外の動物、もちろん人間にもうつる可能性があります。

三つ目は、ニキビダニ症

ニキビダニが原因で、全身に症状が見られる病気です。

かゆみによって舐めまわし、二次的な細菌感染もよくあります。

さて、3つの病気をお話してきましたが、他にもさまざまな病気が隠れている可能性も考えられます。

肉球が赤いうちはまだ軽症ですが進行するにつれて腫れたり歩きにくくなったりと犬も辛くなります。

早めに気付いて病院へ連れて行ってあげましょう。

犬の肉球を痛がるそぶりをするけどどうしたらいい?

犬が肉球を痛がっているとき、おうちでできることはないのでしょうか?

散歩などのときにガラスや石で傷ついたときは、肉球をよく洗って、出血があればガーゼで止血しましょう。

アスファルトの熱さで火傷した場合は冷やしましょう。

何らかの病気が考えられるときは、病気の判断が難しいので、病院へ連れて行きましょう。

早い段階であれば症状が進むことなく犬も苦しみませんね。

また、おうちでできることと言えば、普段から肉球のケアをしてあげること、これも必要となってくるでしょう。

月に1~2回のシャンプーで肉球の皮脂を保ち細菌に感染しにくくすること、肉球を清潔にすること、そして日頃からストレスをためず免疫力を高めるよう健康な生活をしてあげることが大切です。

気をつけたいのは、清潔にしすぎないこと。

過度なシャンプーは皮脂が落ちすぎてしまい細菌感染しやすくなりますので、散歩のあとに毎回洗浄することも控えて、乾いたタオルで汚れを拭き取る程度にしましょうね。

まとめ

いかがでしたか?

たくさんの考えられる病気の中で、私たちが判断して対処することは少し難しいかもしれませんね。

肉球が赤いときは早期発見できたと思って、動物病院の先生に相談してみてくださいね。

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